ぶらり歴史発見

更新日:2020年03月02日

四国八十八か所霊場七十番札所本山寺

後ろに五重塔が見える本山寺の写真

大同2年(807)、弘法大師空海によって建てられたと伝わる本山寺。JR本山駅の南東約1キロメートルの寺家と呼ばれる古い門前町に中に鎌倉時代後期に建てられ国宝に指定されている本堂を初め、、国指定重要文化財の二王門、天文12年と棟木に墨書がある鎮守堂、そして静謐とした美しい佇ずまいをみせる五重塔がそびえています。本尊は、馬頭観音。彫刻の作例としては非常に珍しい請雨秘宝の霊神という善女龍王像、頭髪を逆立て憤怒の形相をする愛染明王坐像、二王門の左右に安置されている金剛力士立像など数多くの文化財があります。

妙音寺(宝積院)

重要文化財 木造阿弥陀如来坐像の写真

白鳳期に創立といわれている古刹で、伽監跡からは、奈良時代初期のものと思われる古瓦が多数発見されています。
本尊は、国指定重要文化財の木造阿弥陀如来坐像で、平安時代後期の秀作、桧材の寄木造りです。
戦国の世に長宗我部元親の兵火に遭い堂塔・寺宝などを焼失てしまいましたが、この本尊だけは、霊験を現し大雨を降らせて難をまぬがれたと伝えられています。

興隆寺跡石塔群

城塁の側壁にたくさんの石塔が並んでいる写真

七宝山の南東麓の豊中町下高野には、鎌倉時代の開基といわれ、本山寺の奥の院であった興隆寺跡があり、付近には約100基の石塔が群がって残っている。

延命古墳(延命院)

台地に石で囲まれた穴が掘ってあり上には宝篋印塔が建てられている延命古墳の写真

延命古墳は延命の岡の南隅、延命院の境内にある円墳で、周囲約50メートル、盛り土4.2メートル、広壮な包丁式(片袖式)石室を持つ。また延命院は讃州七福之寺(毘沙門天)とも知られている。

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