みとよSTEP♪プロジェクト

みとよSTEP(すてっぷ)プロジェクトとは
三豊市が展開する健康づくり運動の名称です。
STEPは、生活習慣病予防に効果のあるSports(少しでも体を動かす)、Total Check(けんしんを受ける)、Eat(からだ想いの優しい食事)、Positive(楽しく前向きに続ける)に取り組み、健康を今よりもさらにSTEP(ステップ)アップさせ、健康長寿を目指す想いを込めたものです。
まずは、小さなSTEP(ステップ)から踏み出してみませんか。
Sports(少しでも体を動かす)
「みとよSTEPプロジェクト」の「S」は、Sports(スポーツ)。
Sports(少しでも体を動かすこと)で、生活習慣病を予防し、体の機能低下や認知症も防ぐことができます。
Sports(スポーツ)と聞くと、本格的な運動をイメージする人もいるかもしれません。しかし、健康のためには、本格的なスポーツが必須というわけではありません!
階段利用や徒歩通勤、ストレッチや掃除など、少し意識して体を動かすことで、効果が期待できます。
まずは、‟1分でも、1秒でも動いてみる!立ってみる!”ことから始めましょう!
Total Check(けんしんを受ける)
「みとよSTEPプロジェクト」の「T」は、Total Check(トータルチェック)。
Total Checkとは、けんしんを受け、ご自身の健康状態を確認することを意味します。
特定健診は、わずかな体の変化を早期に発見できます。特に血管の健康状態をチェックでき、今後の生活習慣を見直すためのヒントを得る貴重な機会です。
また、がん検診は1~2年の決められた間隔で定期的に受診することが推奨されています。がんは進行すると治療が困難になるだけでなく、体への負担も大きくなるため、早期発見・早期治療が重要です。
「自分は健康」と思っている人も、定期的にけんしんを受け、安心して健康な生活を送りましょう。
Eat(からだ想いの優しい食事)
「みとよSTEPプロジェクト」の「E」は、Eat(イート)。
Eatとは、体を大切にする優しい食事を摂ることを意味します。
私たちの体は毎日の食事から作られ、1日3食なら年間で約1,000食、人生では約80,000食にもなるとされます。この積み重ねが健康の基盤を作ります。
三豊市には自然豊かな環境で育った新鮮な食材が豊富です。地元の旬の野菜は栄養たっぷりで味も良く、積極的に取り入れたいものです。また、健康を意識した食生活では「適塩」も重要なポイントです。塩分を意識することで身体への負担軽減にもつながります。
Positive(楽しく前向きに続ける)

「みとよSTEPプロジェクト」の「P」は、Positive(ポジティブ)。
Positiveとは、未来の健康づくりを前向きに続けていく気持ちを表します。
健康のための行動は、特別な事ではなく、日々の生活の中でできる小さな積み重ねです。
「無理なくできることを少しずつ実践する」
「未来の自分を笑顔にするために、今日から一歩を始めてみる」
そんな前向きな気持ちを持って、取り組みを続けることが、未来の元気な自分につながります。
‟みとよSTEP”が大切な理由~健診や生活習慣に潜む課題とは~
では、なぜ、‟みとよSTEP”が必要なのでしょうか?その理由を私たちのまちの様々なデータから見てみましょう。
特定健診の受診率(三豊市 vs 全国)

三豊市における特定健診の受診率は、毎年全国平均を上回っており、住民の健康への関心が高まりつつあります。その結果、受診率は年々向上しています。
しかし、三豊市国民健康保険第3期データヘルス計画(PDFファイル:2.6MB)で掲げられた目標値である51.0%は未達成の状況です。
三豊市では、40~74歳を対象とした特定健診に加え、75歳以上を対象とする後期高齢者健診や40歳未満向けの若年健診、さらにがん検診も実施しています。
定期的な健診は健康管理の重要な一歩です。ご自身の健康状態を把握し、生活習慣を振り返るためにも、年に1度は健診を受けることをおすすめします。
生活習慣病の注意が必要な人の割合(三豊市 vs 全国)
下のグラフは、令和5年度の三豊市における特定健診を受診した結果を男女別にまとめたものです。
三豊市の特定健診結果によれば、男女共に生活習慣病リスクが全国平均より高い傾向が見られます。生活習慣病は放置すると症状が進行し、健康状態の悪化や医療費増加の要因となります。糖尿病や高血圧などは重症化すれば日常生活や仕事に影響を及ぼす可能性があります。
この状況を改善するため、一人ひとりが食生活や運動習慣を見直し、健康管理を徹底することが必要です。


検診の結果、病院受診を勧められた人のうち、薬を飲んでいない人の割合(三豊市)

上のグラフは、令和4年度における三豊市の健診結果において、病院受診を勧められた人の中で、薬の治療をしている人の割合を示しています。
分析結果から、病院受診を勧められているにもかかわらず、実際に薬の治療を開始していない人が多数いることが判明しました。具体的な数字を挙げると、生活習慣病に以下のような傾向が見られます。
●糖尿病の可能性がある人
健診結果で糖尿病が疑われた人のうち、内服治療を行っていない人は25.9%いることが明らかになりました。これは、約4人に1人は内服治療を受けていないことを表しています。糖尿病は、進行すると合併症(目や腎臓の病気など)につながるリスクがあるため、早めの対策が大切です。
●高血圧の可能性がある人
健診結果で 高血圧が疑われた人のうち、52.2%もの人がまだ薬の治療をしていませんでした。これは約半分の人にあたります。高血圧は「症状があまり感じられない病気」である一方、そのままにしておくと心臓の病気や脳卒中につながる恐れがあります。
●脂質異常症の可能性がある人
健診結果で脂質異常症が疑われた人のうち、77.1%もの人が薬の治療を行っていないことが分かりました。これは、およそ4人に3人が内服治療を受けていない状態です。脂質異常症を放っておくと、血管が硬くなる動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞などの病気の原因になりやすいと言われています。
どうして治療せずに放置する人が多いの?
「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」と聞くと、多くの人が自分には関係ないと思い込んだり、症状がはっきり現れないため、重要性を見過ごしがちです。
また、忙しさや病院に行くのが面倒だと感じたり、薬を飲むほどのことではないと思い込むことで治療を先延ばしにしてしまうケースも多いです。結果的に、対応が遅れることが健康へのリスクを高めてしまいます。
放っておくと…

健診結果で「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」の可能性があっても、そのまま放置してしまうと危険です。
これらの病気は、症状がはっきり現れないため、重要性を見過ごしがちですが、実は気づかない間に体の中では血管に悪い影響を与えています。放置している間に、その異変がだんだん進行し、気づいたときには取り返しがつかなくなることがあります。
具体的には、脳卒中(脳内での血管の詰まりや出血)、心臓病(心臓への血流が悪化)、腎臓病(腎臓機能の低下)といった重大な病気を引き起こす可能性があります。
‟みとよSTEP”で楽しい未来へ

健診結果をしっかり確認し、必要な治療や生活習慣の改善に早めに取り組むと、体の中の血管の状態を正常に保つことができます。
例えば、糖尿病や高血圧、脂質異常症を早期に治療したり、改善することで、血管への負担を減らし、脳卒中や心臓病、腎臓病などの重大な病気を予防することが可能です。血管を健康な状態に保つことが、健康の秘訣です。
健康でいることは、安心して趣味や仕事を楽しんだり、家族や友人との時間を充実させるための土台となります。
健康は、毎日の小さな工夫で少しずつ変えることができます!
そのためにおすすめするのが、‟みとよSTEP”です!!
あなたは、どの‟みとよSTEP”から始めてみる?
お問い合わせ
健康福祉部 健康課
〒767-8585
香川県三豊市高瀬町下勝間2373番地1
電話番号:0875-73-3014
ファックス:0875-73-3020



更新日:2025年10月22日