三野町公民館 放課後子ども教室「子ども防災教室~パッククッキングに挑戦しょう!」

更新日:2024年08月19日

7月31日(水曜日)、「子ども防災教室」が三野町はつらつセンターで開催され、大見小学校1~6年生の児童が「パッククッキング」と「紙の食器づくり」に挑戦しました。三野町公民館 放課後子ども教室では、毎年夏休みに「防災」についての講座を実施しています。

「パッククッキング」とは、耐熱性のポリ袋に食材を入れ、袋のまま湯せんする調理方法です。平常時には時短のテクニックとして用いられますが、災害時に真価を発揮します。

パッククッキングでご飯を炊く際の水とお米の割合の説明
お米と麦茶をポリ袋に入れているようす

今回は5、6年生が代表して、パッククッキングでご飯を炊き、下級生はその様子を見学しました。災害時、水はとても貴重です。水筒や冷蔵庫にお茶が入っていた場合を想定し、麦茶を使ってご飯を炊きました。お米と麦茶の量をしっかり測り、ポリ袋に入れて、なるべく上の方で袋の口を結びます。

20分間、沸騰したお湯に入れて加熱し、火を止めて10分置けば、ご飯が出来上がります。湯せんに使ったお湯はきれいなままなので、繰り返して使うことができ、水の節約につながることを職員から教わりました。

本当にご飯が炊けるのか、信じられない様子の児童もいましたが、炊きあがるのを待ちながら、新聞紙で「紙の食器」を作りました。

新聞紙で食器を折るようす

▲新聞紙で食器を折る児童たち。折り紙と同じ要領ですが、大きいため、難易度はやや高め。

紙の食器にセットされたパック袋の口をはさみで切るようす

▲炊き上がったご飯を袋のままお皿に入れ、結び目を切り、食器の縁に広げると完成!

口を切ったポリ袋を紙食器のふちにひっかけるようす
パッククッキングで調理され、紙の食器に盛り付けらたごはん

身近な新聞紙を食器にできれば、洗い物が不要な上に、強い地震や余震がきても、割れることがないので安心です。

パッククッキングでできたサバカレーを頬張る児童たち
パッククッキングで調理された蒸しパンを頬張る児童たち

大見分館を中心とした地域のみなさんの協力で、子どもたちは災害時に役立つスキルを身につけることができ、パッククッキングで作ったサバカレーと蒸しパンの昼食をいただきました。

今年は元旦から国内で大きな地震が発生し、市内でも水害がありました。講座を通じて、子どもたちに、より一層「防災」について関心を持ってもらえれば幸いです。

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