高瀬町公民館 「高瀬大学2月期 人権教育講演会」

令和6年2月16日金曜日、高瀬大学との共催で人権教育講演会を開催しました。

講師は、まんのう町出身の写真家、平井慶祐氏を講師に宮城県石巻市からリモートで開催しました。演題は「10年の幸福写真～10YEARS AFTER 3．11 様々な苦難を乗り越えた～東日本大震災から10年復興に向けての記録～」ということで、石巻市へ移住する前の活動、石巻市での活動、東日本大震災後の活動についてお話しいただきました。

平井さんは、石巻市で活動する以前、写真家としてネパールやミャンマーなど、数々の海外で人や風景を撮影し、撮った写真を撮らせてもらった人へ届けるということをライフスタイルとしてされていたそうです。そこで、「言葉では通じないことが写真では伝わる。苦しみを減らし、悲しみを無かったことにはできないけれど、喜びを増やすことはできる。写真は人と人が繋がるツールとして役に立っている。」と感じたそうです。

帰国後、友人のひと言で東日本大震災後の石巻市へ行き、あらゆる情報が錯そうする中で正しい情報を発信し「いろんなことを解決したい！」と現地の状況やボランティア情報などに関する写真を撮り続け、正しい情報を外へ発信し続けられました。

そして、震災10年後、それまで撮りためた復興の記録を写真展として開催。約10年間分の写真3,400枚を小さなサイズにして展示し、自分が写っている写真を持ち帰られるようにしたそうです。そうしたところ約3,000枚が住民の手元に渡り、とても嬉しかったと共に「やっぱり、写真には人と人を繋ぐ力がある。」と感じたそうです。

写真展後は、石巻市の人たちの記念日に「いつ、どこで、誰と」をテーマに撮影を続けられており、