詫間町公民館 生涯学習講座「はじめての己書幸座」
10月2日(月曜日)、詫間町公民館による「はじめての己書幸座」がマリーンウェーブ会議室で開催され、25名の受講生が参加しました。
己書とは、読んで字のごとく自分だけの書という意味で、絶対にこうしなければいけないなどというルールはなく、自分の想いのまま自由に筆を走らせる新感覚の書です。
今年度から新しく加わったこの講座は、毎月第1月曜日に開催され、講師には、縁 美幸さんをお招きし、ハガキサイズの初歩からスタートし、筆ペンで味のある字や絵を心のまま描く己書で「喜び・笑い・励み」などのオリジナル作品を毎回作ります。
今回は「月に兎はいるのかにゃ~」と「毘沙門天 仏教の守護神勝負の神」の2作品を作りました。
まずは、フリーハンドで寄り添った猫3匹を書き、うす墨で色塗り、またティッシュ1枚を丸めて色の調整をしながらポンポンと押え、影を付るティッシュオフという技法を学びました。その後、月のまわりを色付けススキを書いて、最後に筆ペンで自分の好きなように文字を書けば完成です。文字も人と比べる必要はなく、きれいな文字でなくても何なら左手で書いても大丈夫だそうです。
完成した作品は、「みなさんかわいい猫ですね。」「なんかほっこり温かみのある字がいいね。」と先生からお褒めのお言葉をいただきました。
続いて、毘沙門天を書いていきます。下書きは鉛筆かシャープペン、その後マンガペンでなぞり、色を付け最後の細かいところは筆ペンで引くそうです。
最初は、兜から書き始め、横の兜、下髭と横の髪、左手,服、右手、足、顔と細かいところを書き、最後に空いているところを上手く利用して文字を書けば完成です。
完成した作品は、「短時間の間に上手く出来たね。」「いろいろな表情があっていいですね。」とこちらもお褒めのお言葉をいただいていました。
最後の写真は前回の作品です。恵比須神さんの顔の表情がどれを見ても笑みがこぼれるものばかりでした。自由に筆を走らせて絵のような字、字のような絵を自分が思うがままに表現ができていてとても素敵でした。
参加された方からは「毎回楽しみにしており、正解がないからいいわ。」「先生がほめてくれるのがうれしいです。」「とても集中しました。時間を忘れて楽しめました。」という声が聞けました。文字や絵を書くのに苦手意識がある方でも形にとらわれず書いてもいいということや文字を文字としてとらえるのではなく形やバランス、動きなどでとらえるというところにますます面白みを感じられるようでした。
みなさん、素敵な作品が出来上がりとても嬉しそうに眺めていました。
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更新日:2023年10月13日