詫間町公民館「人権学習会～落語で学ぼう～」

▲7月22日(金曜日)、詫間町公民館による「人権学習会～落語で学ぼう～」がマリンウェーブで開催されました。

「市民教室たくま」と詫間の5つの高齢者大学との合同学習会、三豊市人権課、三豊市人権教育研究協議会による共催事業として多くの方が集まってくれたなか、人権や健康・福祉などをテーマに幅広く活躍されている上方落語家の桂七福氏をお招きし、人権について学びました。

 難しく考えがちな人権の学習も、落語を通すことで学びやすく、理解しやすくなります。

 言葉というものは相手にどう伝わるのか、聞いた人がどう感じとらえるのか。発信する側がどんなに配慮しても伝わらないこともあります。日常でよくある『言葉がずれた時(意図通りの想いが伝わらなかった時)』について、桂七福さんからは「言葉がずれるのは当たり前。すぐに訂正し、大事に思っている相手なら向かい合うこと。または言われた時は、まずは冷静に相手の動きを待つこと。その結果受け取れきれない場合もあるがそれは仕方ない。」という話もありました。

 そういうテーマを含んだものが落語にはよくあるそうです。

 そして、最後に「算段(さんだん)の平(へい)兵衛(べえ)」という落語を聴きました。エゴに満ちた登場人物たちや主役の平兵衛のどこか憎めない人物像などが印象的でした。受講生たちからは笑いが絶えず、同時に人権について考えさせられる講座となりました。