詫間町公民館「ええことセミナー~高瀬茶摘み体験講座~」

更新日:2022年07月14日

高瀬のお茶
茶業組合の方の説明

▲6月22日、29日、詫間町公民館による「ええことセミナー~高瀬茶摘み体験講座」が高瀬茶業組合で開催され、計54名の方が参加しました。「ええことセミナー」は、地域交流をテーマに、歴史や健康づくり、SDGsなど生活に役立つことを学ぶ定期講座です。6月の講座では、高瀬茶業組合にご協力いただき、高瀬のお茶の歴史を学び、茶摘み体験も行うことができました。

  1年のお茶づくりは毎年4月20日頃に始まり、5月20日過ぎまで休みなく作業が行われるそうです。今の時期のお茶は2番茶と呼ばれます。3番茶は7月20日頃以降の暑い時期のお茶を指しますが、最近では高瀬を含め全国的に作られていないそうです。また、後継者不足や、安価なお茶が手軽に飲めるようになったことにより、かつては100名以上いた栽培者は14名まで減りました。

 しかし、現在は産地を維持するために様々な努力を続け、新しい品種の植え替えやティーバッグやペットボトルのお茶の開発などを行い、また、三豊市と連携し薬膳の事業にも取り組んでいます。

ほうひんにお湯を注ぐ
高瀬茶の試飲

▲お茶の試飲を行いました。(ほう)(ひん)と呼ばれる持ち手のない急須を使い、自分たちでお茶を入れます。いつも美味しいお茶を飲むためには「葉の量」「お湯の量」「抽出時間」を計るなど、いくつかのコツを教えていただきました。

 「1杯目はとても甘かったですよ。暑い時期でも急須で入れたお茶は美味しかったです。」と参加者のみなさんは丁寧にお茶を入れ、楽しまれていました。

茶業組合の工場見学の様子
ベルトコンベアで運ばれ加工されるお茶の葉

▲工場を見学し、茶葉が「お茶」になる過程を説明してもらいました。2時間30分ほどかけ、すべての工程を一人で作業するそうです。

青空の下で茶摘みをする受講生
加工の過程による葉の違いを見比べる

▲最後に、茶園で茶摘み体験をさせてもらいました。新芽は先から3枚ほどのところを優しくつまんで引っ張るとプチンと摘み取れます。自分で摘んだ茶葉は公民館で募ったボランティアの方が作った、新聞紙バッグの中に入れて、持ち帰ることができました。

 快晴の清々しいお天気のなか、みなさん思う存分茶摘み体験ができたようです。バッグいっぱいに摘んだ茶葉を持ち帰り、受講生たちは自宅で茶葉をてんぷらにしたり、『手作り緑茶』に挑戦したりするそうです。

 また、「今回高瀬のお茶について色々知ることができてとても興味深かった。高瀬のお茶を買って飲んでみようと思います。」という方もおり、参加者は高瀬のお茶の歴史や栽培について学び、今回も三豊市の「ええこと」を知ることができました。

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