詫間町公民館「市民教室たくま~粟島瀬戸芸現地研修~」

更新日:2022年10月25日

粟島の港付近を歩く参加者
絵画作品に近づいて鑑賞する参加者

▲10月13日(木曜日)、詫間町公民館による「市民教室たくま~粟島瀬戸内芸術祭現地研修~」が開催されました。清々しい秋晴れのなか、53名が会期中の『2022秋会期瀬戸内国際芸術祭 粟島』を訪れ、アートに親しみ学ぶ講座に参加しました。

 須田港から粟島に渡ると、現地では瀬戸芸スタッフが参加者をガイドしてくれました。粟島では芸術作品が点在しているため、歩いていくつかの作品を見て回ります。

粟島の地図を見ながらガイドにコース説明を受ける参加者
流氏の作品「サキモリ」の見学

▲2班に分かれて出発です。

 瀬戸芸作品を見る前に、まずは粟島海洋記念公園内に設置されている、流政之作「サキモリ」を見学することができました。

 

 今回の講座では、穏やかな港の風景、時折すれ違う島の方々と交わす挨拶など、瀬戸芸の作品とともに粟島の魅力にも存分に触れながら島内を巡りました。

粟島芸術家村を見学する参加者たち
粟島全体図を描いた作品

▲粟島の全体を描いた作品。一軒一軒、実際の家も再現しています。

墨を使った作品の見学
流木を使った額縁とゲート、そのほか紙を染めた作品
総角結びをする参加者

▲粟島の形に似た『総角(あげまき)結び』を編むコーナー。

完成した総角結びは作品に加えられます。

船長小屋という竹を組んだ作品

 

 ムニール・ファトミ氏(旧粟島小学校)、エステル・ストッカー氏(旧粟島幼稚園)の作品を見たあとは、粟島芸術家村(旧粟島中学校)に展示されている複数の作品をじっくりと鑑賞しました。

 三豊市が「粟島アーティスト・イン・レジデンス2022」において招へいした2名の作家によるそれぞれの新作や、過去の招へい作家による作品たち、その他にも、善通寺第一高校デザイン科が粟島の魅力を発信する課題研究で制作した作品も展示されています。

 ここにある多くの作品は、粟島のボランティアの皆さんの協力のもと、一緒に作られています。

漂流郵便局の中田局長
漂流郵便局で思い思いに手紙を読む参加者たち

▲中田局長のご厚意で、漂流郵便局を開けていただきました。ここでは、国内外から届いた『誰かに届けたい想い』を読むことができました。

島内をめぐる参加者
スローモビリティ

▲スローモビリティ。粟島開発センターから西浜までを繋ぎます。

 参加者は、瀬戸内国際芸術祭の作品を堪能すると同時に、粟島を歩いて巡り、島の魅力を感じることもできたようです。今回の現地研修のコースには、距離の関係上、西浜の作品は含まれていませんでしたが、船を待つ間の自由時間にスローモビリティを利用して、鑑賞されている方もいました。

 

 「粟島には子ども以来、久しぶりに渡ります。とても楽しみでしたし、天気もよくていい思い出になりました。」「以前から瀬戸芸に興味があって行きたいと思っていたけど、一人で行くのは難しかった。講座を利用して瀬戸芸を楽しむことができました。」と、参加者は現地研修を満喫したようです。

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