夜間中学シンポジウムを開催

11月21日、マリンウェーブで夜間中学シンポジウムが開催されました。

現在市では、夜間中学の令和4年4月の開設をめざして準備を進めており、夜間中学について多くの人に知ってもらうためにシンポジウムを開催しました。シンポジウムでは、元文部科学大臣の馳浩（はせひろし）さんによる基調講演と、パネルディスカッションが行われました。

馳さんは、夜間中学の設置を求める「教育機会均等法」の成立に尽力した経緯を説明。「夜間中学は、さまざまな事情で学校に行けない子の駆け込み寺だっていい。基礎教育をしっかりと受けられていない子の居場所だっていい。一人でも基礎教育が必要な人がいるなら、夜間中学を設置するのは行政の責任」と夜間中学の重要性を訴えました。

パネルディスカッションでは、夜間中学の在り方検討委員会で委員長を務めた岡田敏之（おかだとしゆき）さんの進行により、馳浩さん、同委員会の副委員長を務めた城之内庸仁（しろのうちのぶひと)さん、山下市長がパネラーとして参加。城之内さんは、「夜間中学は、あってはならないが、なくてはならない学校。地域に根ざしたみんなの学校になってほしい」と話しました。

この日は、市民の皆さんや教育関係者ら約400人が来場し、来場者はメモを取ったりうなずいたりしながら熱心に耳を傾けていました。

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