8月11日 戦争の記憶を残すため ジオラマ寄贈
戦争の記憶を残すため ジオラマ寄贈
▲西讃プラ模型クラブの皆さんと制作したジオラマやプラモデル
▲細部まで再現されています
▲関連する飛行機15機種のプラモデルも新たに展示される
▲あわせて四國五郎展も開催中(8月31日まで)
8月11日、三豊市を拠点に活動する模型愛好者の団体『西讃プラ模型クラブ』から、詫間町民俗資料館・考古館へ、『詫間海軍航空隊基地』のジオラマが寄贈されました。
『詫間海軍航空隊』は、1943年に詫間町で開隊され、多くの特攻隊員がここから戦地へ出撃しました。終戦を迎えるまでに、ここから突撃した特攻隊員57人が命を落としたといわれています。現在、跡地は香川高専詫間キャンパスや工場などになっています。
『西讃プラ模型クラブ』の会員6人が、今年4月から4カ月間かけて、1/700スケールの詫間海軍航空隊基地のジオラマを作成しました。資料となるものが平面図と数枚の写真しかない中でも、できるだけ当時の状態に忠実でリアルな作品になるように心掛けたそうです。
西讃プラ模型クラブの藤田 一仁(かずひと)会長は、「戦後80年を機に、詫間町に基地があったということを多くの人に知ってもらいたいという思いから制作することになった。戦争体験者も高齢になり、知っている人も少なくなっている中、このジオラマを再認識するきっかけにしてほしい。無事に資料館に設置することができて感無量です」と話してくれました。
詫間町民俗資料館・考古館の大池 実知浩(みちひろ)館長は、「これまでも来館者から、たびたび詫間海軍航空隊に関する資料はないのか聞かれることがあった。今回贈呈いただいたことを機に、『戦争と三豊』コーナーの展示資料を、関連のあるものでまとめなおしてリニューアルしたので、ぜひ見に来てもらえれば」とリニューアルした展示について紹介してくれました。
寄贈されたジオラマは常設展示されます。ぜひ来館して、身近にあった『戦争』について見て感じて、改めて今の『平和』について考えてみましょう。
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更新日:2025年08月13日