6月14日 水をテーマにダンスで世界とつながる

6月14日、世界の百数カ所でダンサーたちが同日に踊り、水問題を提示する国際的なダンスイベント『Glogal Water Dances（グローバル ウォーター ダンス）』が、市内で初めて開催されました。父母ケ浜を舞台に、地域おこし協力隊の前納 依里子（まえの よりこ）さんが演出を務めました。

前納さんが立ち上げたダンスクラブ「MITOYO DANCE CREATORS!（みとよ ダンス クリエイターズ）」のキッズクラス・ゴールデンクラスのメンバーたちのほか、プロのダンサーである松尾 望（まつお のぞみ）さんと吉村 摩耶（よしむら まや）さんも参加して、迫力あるパフォーマンスが披露されました。この日は雨が降る中の開催でしたが、観客のほか、観光客も足を止め、多くの人が神秘的なパフォーマンスに見入っていました。

『美しい海と浜辺を次世代に伝えていく』というテーマで、メンバーたちは事前に父母ケ浜の自然や生態、父母ケ浜を守ってきたちちぶの会などについて学び、それをもとに、魚や波などそれぞれがイメージして創作した動きをダンスに取り入れたそうです。また音楽には、ちちぶの会や地域の人たちのインタビュー音声なども使用されていました。

参加した皆さんに感想を伺うと、桑山小学校5年生の山路 紗愛（やまじ さら）さんは「パーカッションの音にあわせて雨の中で踊って、とても楽しかった」、ゴールデンクラスの今川 敬子（いまがわ けいこ）さんは「雨の中で踊ったことでより幻想的になり、また一致団結したパフォーマンスができて、心に残る経験になった」と、イベントの成功を喜んでいました。