6月15日 『ほんのもり号』が粟島にもやってきた！

6月15日、県が実施しているこども図書館船事業の一環で、粟島に『ほんのもり号』が寄港しました。これは、世界的な建築家である安藤 忠雄（あんどう ただお）氏から寄贈されたもので、子どもたちの豊かな感受性や創造性を育むとことを目的に、今年度から県内の各島々に運航・停泊し、子どもたちに本と体験を届けています。

粟島への寄港に併せて、里海づくりに求められる人材育成を目的に活動して言うかがわ里海（さとうみ）大学との海洋環境学習やオリジナルワークショップが開かれました。午前・午後の部を合わせて40人の親子が市内外から参加し、まずは馬城（まき）八幡神社のある馬城海岸での清掃を実施。岸に打ち上げられた漂着ごみを拾い、数十分で4~5袋がいっぱいになるほど集めた後、里海大学のスタッフより「海で出るゴミは年間で45,000トンほどあり、その7割が陸上で出たゴミである。またそのゴミが原因で海の生き物を傷付けている」などと、海洋環境について教えてもらいました。

その後、各グループに分かれて『ほんのもり号』に乗船。船内には、県内の司書が5つのカテゴリごとに厳選した海に関する本が置かれています。今回は、約1時間で粟島を周遊し、その間に子どもたちは船内で本を読んだり、2階の展望エリアで読み聞かせを聞いたりとそれぞれの時間を楽しみました。

そのほか、シーグラスを使ったコースターづくりのワークショップも行われ、充実した1日となりました。