6月7日 ようこそ粟島へ!アートで島を元気に

更新日:2025年06月11日

ようこそ粟島へ!アートで島を元気に

入村式での集合写真
入村式での様子

▲入村式の後、島民の皆さんと交流会

3人の作家

▲(左から)タオリグ・サリナさん、柏木 崇吾さん、日比野 克彦さん

6月7日、粟島にある粟島芸術家村(日々の笑学校)で、粟島芸術家村入村式が行われました。粟島へ若手芸術家を招き、地域の人々との交流を通じて創作活動を行う芸術家村事業「粟島アーティスト・イン・レジデンス」は、文化芸術による地域活性化を図ろうと、平成22年度から実施しています。

この日入村したのは、中国内モンゴル自治区出身のタオリグ・サリナさんと、東京都出身で普段は茨城県で活動している柏木 崇吾(かしわぎ しゅうご)さんの2人。粟島芸術家村総合ディレクター(日々の笑学校校長)の日比野 克彦(ひびの かつひこ)さんと一緒に入村式へ参加しました。

日比野さんは入村式で「粟島芸術家村には歴代の作家の作品も一部残っていて、改めて見ると感慨深いです。今日はそこに、新たな2人の作家も加わります」とあいさつされました。

サリナさんは「私はモンゴル民族の住まい『ゲル』を利用した作品を作成しています。大海原を移動して過ごす船と草原を移動するゲルは、とてもよく似ていると思っています。ぜひ島民の皆さんには、一緒に作品作りに加わってもらえると嬉しいです」、柏木さんは「地域の土や木の実などを利用した立体作品を作成しています。粟島では昔、瓦を造っていたと聞いたので、そういった土も取り入れていきたいです。島での生活は初めてで楽しみですが、緊張もしています。皆さんと絆を深めて作っていきたいです」と今後の意気込みを語りました。

入村式には、島民の皆さん約30人が集まり、2人の芸術家の入村を歓迎しました。地元組織『粟島ぼ~い&が~るの会』会長の島民の畑村友則さんは「島の生活で何か困ったことなどがあれば、ぜひ声をかけてほしい。作品制作も、できることがあるなら快く引き受けたい」と2人の入島を喜んでいました。

これから芸術家の2人は、4カ月の間粟島に滞在し、作品の制作活動に取り組みます。完成した作品は、瀬戸内国際芸術祭2025の秋会期に粟島会場で展示される予定です。

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