家族でUターンして夢だったお店を開業
2019年に兵庫県から移住した大森さん家族。ご主人の康裕さんは元々三豊市の出身で、Uターンを機に空き家バンクで築70年の家を購入し、古民家オーベルジュ(宿泊施設を備えたレストラン)をオープンしました。

(左から)大森康裕さん、真奈実さん。現在は息子さんとの3人暮らし。「移住したとき、近所の方が子どもを歓迎してくれたのが嬉しかったです」と真奈実さん。
県外で料理の腕を磨いて地元へ帰郷
Uターン前、大森さんは兵庫県で9年間、レストランやスペインバル、パン屋に勤め、欧風料理やパン作りの基礎を身に付けてきたと言います。その後、自分の腕を活かした店の構想を固めるとともに、地元・三豊市での開業に向けて進み始めました。
半年かけた物件選び 決め手は海が近いこと
物件探しでは、1~2か月に1回のペースで香川県へ通い、全部で4件の家を見に行ったという大森さん。最終的には、海の近くにあり、店舗兼住居として十分な広さを備えた築70年の物件を空き家バンクで見つけ、購入することに決めました。ここは紫雲出山や父母ケ浜の観光スポットへのアクセスもよく、その点も家を決めるポイントになったそうです。
購入後は、リフォームをしながら飲食の営業許可を取るなどの開業準備を進め、2019年4月に念願のお店をオープン。その後、8月には簡易宿泊の営業許可も取りました。現在は、ワインに合う食事と、古民家で宿泊ができるオーベルジュスタイルのお店としてお客さんを迎えています。
外から人を呼び込み、地元を活性化させたい
野菜たっぷり!食べ応えのあるサラダ
「県外へ出る前から、いずれは地元に戻ってきたいという思いがありました。今は、三豊市に外から人が訪れる流れができています。そこにお金が落ちる仕組みを作っていきたい。このお店が人を受け入れる場所になることが目標です」。
オープン後には、地元のお客さんだけでなく、関東や関西からのお客さんもだんだんと訪れるようになりました。三豊市の観光と合わせて、大森さんが腕を振るう欧風料理が魅力と好評のスポットになっています。
三豊市への移住を検討している方は、食事や宿泊と合わせて、大森さんの経験談や地元情報を参考に聞きにいくのもいいですね!
季節の魚を使ったカルパッチョ
桜の枝で燻製したイノシシ肉
日曜は手作りパンの販売も
土間を改装したカウンター席

宿泊スペースの和室
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更新日:2021年02月01日