我が国固有の人権問題である同和問題

更新日:2022年12月02日

同和問題とは、日本社会の歴史的発展の過程において形成された身分階層構造に基づく差別により、日本国民の一部の集団が経済的・社会的・文化的に低位の状態におかれ、現代社会においても、なおいちじるしく基本的人権を侵害され、とくに、現代社会の原理として何人にも保障されている市民的権利と自由を完全に保障されていないという、もっとも深刻にして重大な社会問題である。(同和対策審議会答申より)

この問題の解決を図るため、国や地方公共団体は昭和44年から33年間、特別措置法に基づき、地域改善対策を行ってきました。その結果、同和地区の劣悪な環境に対する物的な基盤整備は着実に成果を上げ、一般地区との格差は大きく改善されました。(実態的差別の改善)

しかしながら、近所・友人・知人とのつきあい、結婚などの心理的差別は、依然として残っています。近年では、インターネット上の差別的書き込み等の事案も起こっており、部落差別解消への課題は残されています。このような状況の中で、平成28年12月、「部落差別の解消の推進に関する法律」が施行されました。国が部落差別の存在を認め、部落差別解消を目的とした初めての法律になります。

三豊市では2017年に人権・同和問題に関する市民意識調査を行いました。

2017年市民意識調査結果(広報)(PDFファイル:284.9KB)

部落差別の解消の推進に関する法律が施行されました。

https://www.city.mitoyo.lg.jp/kakuka/shiminkankyou/jinken/2/1910.html

 

戦後、基本的人権の尊重が叫ばれ、そのことがいかに大切なことかを知らされてきたにもかかわらず、現在も部落差別は発生しているのです。

「そっとしておけば…」という考え方では、この問題の解決に繋がらないだけでなく、逆に人権意識を眠らせ、偏見が偏見を生んで結果的に差別を助長してしまいます。

今は偏見を持っていないと思っていても、正しい理解をしていないと、何かの機会に心の中に潜んでいる偏見が顔を出してきます。皆さまも自分自身の問題として捉え、正しく同和問題を理解し解決していきましょう。

 

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