人権週間

いまからおよそ80年前、戦争の惨害を繰り返さないとの想いから国際連合（国連）が設立され、1948（昭和23）年12月10日、国際連合第3回総会で「世界人権宣言」が採択されました。

世界人権宣言は、基本的人権尊重の原則を定めたものであり、人権保障の目標や基準を初めて国際的に示した画期的なものです。

これを記念して、毎年12月4日から10日までの1週間は「人権週間」と定められ、人権啓発活動が特に強化して行われています。

いじめや虐待、女性やこども、外国人の人権問題、性的マイノリティ等に対する不当な差別や偏見、部落差別（同和問題）、ハンセン病問題といった多様な人権問題が依然として存在しています。

とりわけ、近年においては、インターネットを介した人権侵害が深刻化しているなど、人命をおびやかす事件も発生しています。

これらの問題の解決には、私たち一人ひとりが様々な人権問題を自分のこととして捉え、互いの人権を尊重し合うことの大切さについて、認識を深めることが不可欠です。