ハチの駆除について

更新日:2023年11月30日

ハチは、農作物の受粉を媒介したり、害虫を捕食するなどの益虫です。人との生活圏が重ならないかぎり、必ずしも駆除する必要はありません。

しかし、玄関や人通りの多い道路付近に巣がある場合は、その土地や住宅の所有者や管理者の責任で早期の駆除をお願いします。

※市が管理する土地や建物に危険なハチの巣がある場合は、環境衛生課にご連絡ください。(電話:0875-73-3007)

駆除を依頼する場合

市では、ハチの駆除を行っておりません。

特定の業者を紹介していませんので、事業者団体である一般社団法人香川県ペストコントロール協会へご相談ください。(駆除費用は、自己負担です。費用は業者により異なります。)

香川県ペストコントロール協会 電話:087-897-3869

ご自身で駆除する場合

女王バチだけが単独で巣作りしている6月くらいまでの小さな巣のうちに行うことをお勧めします。(小さい巣でも、安全に十分注意してください。)

服装

●厚手の長袖、長ズボン、手袋を着用し、首にタオルを巻き、フルフェイスのヘルメットまたは帽子に透明袋をかぶるなど、なるべく体の露出部分をなくして行ってください。

●ハチは、黒いものを攻撃するので、服装はなるべく白を基調としたものが良いです。

●ハチは、匂いにも誘因されますので、香水などは使用しない方がよいです。

殺虫剤

市販のスプレー式殺虫剤または置き型の殺虫剤を用意します。

※より安全かつ確実に駆除するためにも、ハチ専用の殺虫剤の購入をお勧めします。

※置き型は、巣から離れたところに設置するため、巣に近づく必要がありません。ハチを誘因して駆除エサを与えるタイプです。ハチが集まるため、人通りの少ない所に設置するのがよいです。

駆除作業

1.風上に立ち、市販のスプレー式殺虫剤を、巣の出入り口に噴霧し続けます。

2.巣や死んだハチは素手で触らず、ホウキ等で集めて袋に入れてください。

3.2~3日の間は、働きバチが巣のあった場所を飛ぶことがあります。

ハチに刺されないようにするには

巣を見つけたら近づかない。巣のそばで激しく動いたり、大声を出したりしない。

8月頃からスズメバチの警戒が強くなります。巣のそばに近づくと、多くの場合1~3匹の働きバチが人間の周りを警戒飛行します。警戒バチにとりつかれた場合は、ゆっくり元の道を交代しながら徐々に遠ざかればハチはいなくなります。

決してハチを手で追い払わないで下さい。刺激すると、警報フェロモンが発散され、瞬く間にあたり一面に興奮したハチで騒然となります。

ジュースの空き缶を放置しない。(ハチは甘いにおいに寄ってきます。)

・ヘアスプレーや香水等のにおいは、ハチを刺激するので注意する

黒い服装を避ける

頭や瞳が狙われやすく、頭を刺されるとひどい頭痛に襲われ、目を刺されると失明します。

巣は小さいうちに取り除く

ハチに刺されたときの処置

刺された場所から離れる。

ミツバチの仲間は、いったん刺すと化学物質(攻撃フェロモン)がまきちらされ、周囲のハチを刺激し集中的に攻撃されることがあります。

傷口をつまんだり、吸引機を用いて毒液を体内から出す。(口では吸わない)

針が残っている場合は、ピンセットで抜く。

刺された所をきれいな水で洗う。

ハチの毒は水に溶けます。水で洗い流すことにより、毒を薄めるほか、傷口を冷やし、腫れや痛みを和らげます。

痛みがひどいときは冷やして、抗ヒスタミン軟膏を塗る。

 

※以下の場合は、すぐに医師の診断を受けてください。

●発熱や震え、目がかすむなどの症状が出た場合

●ハチに刺されるのが2回目以降の場合(アナフィラキシーショックを起こす危険があるため。)

●一度にたくさんのハチに刺された場合

スズメバチの生活史

 

スズメバチの生活史
4月中旬頃 新女王バチが越冬から覚め、樹液などの水分を取りながら巣作りの準備を始めます。
6月頃 女王バチが1匹で巣を作り、産卵・幼虫の世話をします。
7月上旬~8月上旬 働きバチが誕生し、巣作りや幼虫の世話をします。女王バチは産卵に専念するようになります。
7月上旬~8月中旬(最盛期) 巣の大きさや働きバチの数がピークになり、活動が活発になります。
9月頃~10月頃 新女王バチとオスバチがそれぞれ数十匹誕生し、交尾を始めます。種類によっては、巣から離れて家の壁や庭木に群がります。
11月~3月頃(越冬) 旧女王バチ・働きバチ・オスバチは死に絶え、新女王バチだけが巣から離れた石垣や朽木の隙間で越冬します。巣は1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に利用されることはありません。

 

お問い合わせ

市民環境部 環境衛生課
〒767-8585
香川県三豊市高瀬町下勝間2373番地1
電話番号:0875-73-3007
ファックス:0875-73-3020

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