「父母ヶ浜」が自然共生サイトに認定されました!
「自然共生サイト」のご紹介
「父母ヶ浜」が自然共生サイトに認定されました!
市西部の仁尾町に位置する海岸である「父母ヶ浜」は、潮だまりに美しく反射する夕日が有名な観光地です。浜辺には、ハマボウフウ(セリ科)などの海浜植物や貝、カニなど、数多くの動植物が生息しています。
また、地元住民の有志団体「ちちぶの会」による保全活動が長年続けられており、観光地として注目されているだけでなく、地域内の子どもたちの環境学習の場としても利用され、地域住民の誇りの浜でもあります。
豊かな生態系のみならず、こうした長年の活動が認められ、令和7年度「自然共生サイト」に認定されました。
認められた価値
・里地里山といった二次的な自然環境に特徴的な生態系が存する場としての価値
・生態系サービス提供の場であって、在来種を中心とした多様な動植物種からなる健全な生態系が存する場としての価値

自然共生サイトとは
背景
生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で、2030年までのグローバルターゲットとして「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。
我が国では、この目標を踏まえ、2023年3月に新たな生物多様性国家戦略である「生物多様性国家戦略2023-2030」を閣議決定しました。
2030年までのネイチャーポジティブ(自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させること)の実現に向けて「30by30目標」を国内目標として掲げ、同年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全することをめざしています。
概要
ネイチャーポジティブの実現に向けた取り組みの一つとして、企業や自治体などが生物多様性を維持・回復・創出するための計画を作成し、認定された計画の実施区域を「自然共生サイト」と呼びます。
自然共生サイトは令和5年度から開始した取組で、令和7年度からは新法である地域生物多様性増進法が施行されています。
自然共生サイトのうち、保護地域との重複を除いた区域がOECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する地域のこと。)として国際データベースに登録されます。
お問い合わせ
市民環境部 環境衛生課
〒767-8585
香川県三豊市高瀬町下勝間2373番地1
電話番号:0875-73-3007
ファックス:0875-73-3020
更新日:2025年09月29日