平成25年度予算

一般会計 287億円
（ 対前年比5.2％増 ）

 一般会計の予算規模は287億円で、前年度当初予算と比べ14億3,000万円、5.2％の増となりました。
 三豊市新総合計画の第5期実施計画に掲げる事業を実施するため、基礎的財政収支（市債を除いた歳入と公債費を除いた歳出との収支）の黒字を絶対的条件として、積極的かつ効果的な予算編成を行っています。
また、引き続き「事業評価制度」により、計画した施策や事業の手法・効果をその都度見直し「選択と集中」をもって事業展開を行っていきます。

 歳入予算のうち、市が自主的に収入できる市税などの自主財源は、歳入総額の38.6％であり、このうち市税は、厳しい経済状況を反映し、前年度に比べ0.4％の減となっています。繰入金については、小学校や火葬場などの大型建設事業に取り組むため、前年度に比べ158.6％の増となっています。

 また、国や県から交付されたり割り当てられたりする依存財源は、歳入総額の61.4％を占めています。このうち、地方交付税については国の動向を反映し、前年度に比べ5千万円、0.5％の減を見込んでいます。

 一方、市の「借金」である市債については、臨時財政対策債や合併特例債など交付税措置のある有利なものに限定し、前年度に比べ24.0％増の22億1,390万円を発行することとしていますが、引き続き基礎的財政収支は黒字を堅持しています。

 歳出予算のうち義務的経費は、その支出が義務づけられ任意に節約ができない経費のことで、歳出総額の40.5％を占めています。このうち人件費は、職員の定員適正化計画の推進などにより、前年度に比べ2.6％の減となり、扶助費にいては、障害者・障害児福祉費の増などにより、4.2％の増となっています。
 公債費については、前年度に比べ3.8％の減となっており、市債残高は平成25年度末には約261億2,000万円となる見込みです。

 投資的経費は、道路や施設などの整備に要する経費で、前年度に比べ22.0％の増となっています。『三豊市新総合計画』第5期実施計画に掲げる小学校や火葬場の建設のほか、情報通信基盤整備の支援をはじめ、個人設置型合併浄化槽や市道の整備など、市民サービスの根幹施設を整備し、「“豊かさ”をみんなで育む市民力都市・三豊」を実現するため、限られた財源を重点的かつ効果的に配分しました。

 その他経費のうち補助費等は減少していますが、新しい基金の創設や瀬戸内国際芸術祭開催に伴う委託料の増や学校ネットワークの更新などにより、積立金や物件費が増加しています。

1. 活気にあふれ、産業が躍動するまち（産業・雇用）
   • 市農業振興計画策定事業 649万9千円
   • 産業振興事業 1億7,853万3千円
   • 瀬戸内国際芸術祭関連事業 3,480万1千円
   • 定住促進事業 8,696万5千円
2. 豊かな自然と共生し、環境にやさしいまち（環境・生活）
   • バイオマス資源化センター事業 1,076万4千円
   • 火葬場建設事業 2億6,270万4千円
   • 情報通信基盤整備事業 5億5千万円
3. 人々が助け合う、安全・安心なまち（安全・安心）
   • 防災一般事業（防災士育成事業） 305万円
   • ため池ハザードマップ緊急支援事業 540万円
4. 人々が支えあい、健康でいきいきと暮らせるまち（医療・健康・福祉）
   • 子ども・子育て支援事業 360万円
   • 一人暮らし高齢者対策事業 480万円
   • 高瀬南部保育所建設事業 8,272万円
5. 豊かな心を育み、文化を発信するまち（教育・文化）
   • 山本地区新設小学校建設事業 2億5,165万4千円
   • 財田地区新設小学校建設事業 4,390万円
   • 学校施設耐震化推進事業 2,481万8千円
6. ともに考え行動する、自らが創るまち（人権・住民自治・行財政）
   • 地域内分権推進事業 9,844万7千円
   • 合併振興基金積立事業 5億円
   • 総合計画策定事業 861万円

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