節句人形

更新日:2021年05月28日

金色の屏風の前に金色の生地に緑と紫色の入った着物をきたお内裏様が飾られている写真

肩が左右対称で胴体との調和、全体のバランスが良く、きれいなお内裏様です。

金色の屏風の前に赤い着物を着て扇子をもったおひな様が飾られている写真

おひな様の十二単金襴豪華な衣装は美しいです。

 わが国では、古くより子どもたちの安らかな成長を願って、全国各地で節句の行事が行われてきました。県内では、3月のひな節句、5月の端午の節句のほか、中・西讃地方には、旧暦8月1日の八朔に馬節句を行う風習があります。節句人形は、こうした祝事に欠かせないものとして、江戸期よりつくられているもので、塾練した職人の手により、約200にも及ぶ工程を経て仕上げられています。

床の上に人形の作成途中の人の体の形をした綿が置いてある写真

 腕・足の針金に綿を付け、肉付けをして紙を巻いて整えています。

 江戸時代に始まった節句人形作りは、故 真鍋 啓三さんが5代目で香川県伝統工芸士として人形の頭を除き、全ての手作業を先代より受け継ぎ、幾重にも重ねた衣装の色使いや生地選びとともに感と経験に基づいたもので、センスの良さが表れています。

床の上に首から上がなく、オレンジの着物をきた人形が置かれている写真

感と経験で幾重にも重ねる衣装の配色がすてきです。

 写真はおひな様ですが旧暦の8月1日頃仁尾町内で八朔人形まつりを行なっています。真鍋さんは八朔人形まつりの人形作り、場面づくりなど主体的にまつりを盛上げています。

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