市内でナラ枯れが発生しています

更新日:2024年09月20日

ナラ枯れとは

ナラ枯れは、「カシノナガキクイムシ」が運ぶ病原菌「ナラ菌」によって発生する樹木の伝染病です。

枯死被害は、ブナ科のナラ類(コナラ、クヌギ等)のうち幹の太い樹木に多く見られ、同じくブナ科のウバメガシ等にも被害が発生することもあります。

ナラ類等の樹木は、かつて薪や炭として加工されていましたが、生活様式の変化により燃料として利用されなくなった結果、樹木が大径木化し、ナラ枯れが発生したといわれています。

カシノナガキクイムシとは

日本に昔から生息していた体長5ミリメートル程度の昆虫で、ナラ類等の樹幹に穴をあけて内部に入り込みます。

ナラ枯れ発生のメカニズム

 6月から9月にかけて、カシノナガキクイムシが健全なナラ類等の樹木を探し、少数のオスが穿入し、集合フェロモンを発散します。

  集合フェロモンに誘引されて、多数の成虫が集中的に穿入します。このとき、メスが持つ器官から、木の内部にナラ菌が持ち込まれ、感染します。

  ナラ菌の感染によって通水機能を失い、萎え始めてから1~2週間で急激に枯れます。

  幹内で産卵した後、ふ化した幼虫は越冬し、羽化した新成虫が翌年6月頃より木から脱出し、周辺の新たな健全木を探して穿入します。

 上記1から4を繰り返します。その年の気候により時期がずれることもあります。

ナラ枯れ発生のメカニズム

ナラ枯れの特徴

ナラ枯れ被害を受けて枯れる木には、下記のような特徴があります。なお、ナラ枯れは、人体や動物、ナラ類等の樹木以外の植物への影響はありません。

ナラ枯れの特徴1

・紅葉の時期でないにもかかわらず、葉が紅葉したように変色します。

・萎え始めてから、1~2週間で急激に枯れます。

・大径木や老齢木が被害を受けやすいと言われています。

ナラ枯れの特徴2

・被害木の表面には、爪楊枝の太さほどの小さな穴がたくさんあいています

枯木について

木が枯れる原因は、ナラ枯れ以外に気象やその他の病気による場合もありますが、枯木は水分が抜けて乾燥しているため、もろくなっています。枝が落下し、倒木を起こす恐れがあり大変危険ですので、枯木のそばには近づかないようにしてください。

被害木と思われる木を発見した場合は

ナラ枯れ被害木と思われる木を発見した場合は、下記連絡先までお知らせいただきますよう、ご協力をお願いいたします。

  • 三豊市農林水産課
    電話:0875-73-3040
  • 香川県西部林業事務所
    電話:0877-73-2347
  • 香川県環境森林部森林・林業政策課
    電話:087-832-3458

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お問い合わせ

農政部 農林水産課
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香川県三豊市高瀬町下勝間2373番地1
電話番号:0875-73-3040
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