仁尾町公民館 「米作り体験活動~脱穀~」

更新日:2021年11月19日

稲わらの束をかかえる児童
地域の人に挨拶をする児童たち

▲11月15日(月曜日)、仁尾町公民館と仁尾小学校との連携事業「米作り体験活動」の一環である脱穀作業が行われました。数日前まで雨が続いたため、田んぼにはまだ水がたまった箇所もありましたが、水はけ用の溝を掘るなどの作業を重ね、本日の活動を迎えました。

 10月にハゼかけをして天日で乾燥させていた稲を脱穀します。児童たちはハゼかけされた稲をハゼ木から下ろし、両腕に抱えて運びました。

 作業にはコンバインを利用しています。機械のローラー部分が危ないため、コンバインに稲を入れるのは大人の仕事です。今回の作業も、地域の方たちやJA仁尾支店の方たちが指導とお手伝いをしてくださいました。

稲の束を渡す
稲の束を運ぶ

▲今年は昨年よりさらにイノシシや鳥類などの害獣対策を行ってきましたが、完全に防ぐことは難しく、頭を悩ませました。田んぼにはイノシシのものと思われる足跡が残っていました。児童たちは作業の途中でそれらを観察し、農業の大変さを目の当たりにしました。

コンバインまで運ぶ
4人がかりでハゼ木を抜く児童
使い終わったハゼ木の束を運ぶ児童
コンバインから排出される籾

▲児童たちの頑張りで、作業は1時間ほどで終了しました。ハゼかけに使ったハゼ木を田んぼから数人がかりで抜き、まとめて運びます。地元の方が実際にハゼかけに使用していたハゼ木を譲ってもらい、公民館でも長年使用しています。このハゼ木は、今後の活動のために、大事に保管しておきます。

 作業の最後に、コンバインで脱穀を行い、大量の(もみ)が勢いよく排出される様子を児童たちが見守りました。稲刈りの時に続き、今回もぬかるんだ田んぼの泥に足を取られ、長靴が脱げてしまったり、思わずしりもちをついたりする場面もたくさんありました。こういったことも、農業に関する活動をする上で、児童たちにとって貴重な体験となったのではないでしょうか。また、児童から地域の方やJAの方に質問をする機会もあり、米作りに対して、より興味関心が深まったようです。

 毎年、仁尾小学校の5年生とともに取り組んでいる「米作り体験活動」では、害獣被害や天候不良など、さらなる対策が必要です。しかし、大変ではありますが、子どもたちのため、今後も継続して続けていきたい活動だと考えています。

ハゼかけされた稲とコンバイン

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