仁尾町公民館「伝承活動」

更新日:2020年03月02日

ビールケースを台代わりに設置し、作業している男性をどのような感じでするのかみんなで見ている写真
男性2人がそれぞれの竹をちょうど良いサイズに切っている写真

 7月31日(水曜日)、仁尾町公民館による「伝承活動」講座が仁尾町体育センターピロティにて開催されました。
伝承活動は年6回、いろいろな道具などを手作りします。
今回は柴坂勝さんと藤田勝久さんを講師にお招きし、竹で花器を作りました。

 まずは好きな竹を自分で選びます。
太さや色はもちろん、竹の節に合わせて花器の高さが決まるので好みの花器を作るためには選び方も重要ですが、
あえて「難しいのにしよ」とおっしゃる方もいました。
竹をちょうど良いサイズに切り、たわしで洗ったら作業開始です。

首に白いタオルを巻いた男性が竹をナイフで削っている写真
ビールケースの上に板を置いてテーブルが作られ、そこで竹の花器を作っている写真
竹の材料で花器が作られ、持ちての部分の作業をしている写真

 花器の持ち手はどうするか、相談したり話し合ったり、試行錯誤を重ねます。
道具を使い慣れていない参加者には、講師の方や他の参加者がアドバイスをしていました。
「初ノミ!すごい、上手くできた!」と喜ばれている女性参加者も。
講師の方の「線出しが一番難しい。線がずれると竹の繊維がずれ、綺麗に割れない。見栄えが悪くなるだけではなく、使いにくい道具になる」
という指導に真剣に耳を傾けます。

出来上がった花器は、同じデザインではありますが作り手の個性がしっかりと出ていました。
特に持ち手の太さや角度はそれぞれのこだわりがある自分だけの花器が完成しました!

オレンジのシャツに頭にはタオルを巻いた男性が竹に機械をあて、もう一人の男性は竹を支えている写真
テントの中で、手には紙コップを持って竹から流れてくるそうめんをすくっている写真

 そして今回は、そうめん流しの台も作りました。節を全部綺麗に取り除き、周りを丁寧に削ります。
暑い中、外での作業のあとに、台の試験を兼ねて参加者みんなでそうめん流しを楽しみました。
次回の「伝承活動」講座は10月に開催します。
木製の道具箱や本棚を制作予定です。

三角巾にエプロンをした女の子が、手作りの竹の容器を持った女の子につゆを入れてあげている写真
テントの中で子供達が竹から流れてくるそうめんを一生懸命すくっている写真
子供達がラップの中に混ぜ飯を入れておにぎりを作ろうとしている写真
テントの中で竹から流れてくるそうめんを竹の容器に入れて子供達が食べている写真
そうめん流しで男の子たちが一生懸命すくったそうめんを食べている写真
そうめんと一緒にみかんが流れてきて子供達が取っている写真

 8月1日(木曜日)、小学生を対象に、そうめん流し大会を開きました。
前日に伝承活動講座で作ったそうめん流しの台を活用します。
みんなが自分で磨いた竹製の器をそれぞれ持ち、そうめん流しの始まりです。
上手に箸を使って、楽しそうにすくっています。
上級生が小さい子たちにめんつゆを注いであげたり、そうめんを取ってあげたり、進んでお世話をしてあげられていました。
 そして、そうめんのあとにフルーツを流すと子どもたちから大歓声があがっていました。
この他にも自分たちでおにぎりを握って、元気サラダと一緒に食べました。

暑い夏休みの、涼やかな思い出になったのではないでしょうか。

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