仁尾町・三野町公民館「讃岐源之丞 里がえり公演」

更新日:2020年03月02日

仁尾町賀茂神社の建物の前にテントやのぼり旗が設置されている写真
讃岐源之丞 里がえり公演のパンフレットとその上にピンクの紙でくす玉が折られ先端に小さな鈴が付いているキーホルダーが置かれている写真

 5月12日(日曜日)、三野町公民館、仁尾町公民館、仁尾のええとこ探偵団、讃岐源之丞保存会の四者開催で「讃岐源之丞 里がえり公演」が仁尾町賀茂神社 長床にて行われました。江戸時代には仁尾町賀茂神社で奉納芝居をしていましたが、明治に三野町の三好氏が人形頭や衣装を引き取り、一座においてこれまで保存継承してきました。県指定無形民俗文化財に指定されています。演目は「壷坂観音霊験記」の「沢市内の段」と「山の段」。公民館公演としては初の試み、二幕を同日に公演しました。

スーツを着た山下 昭史市長が部屋の入口付近に立ち右手にマイクを持って話をしている写真

山下 昭史市長

仁尾町公民館  館長 浪越 士朗さんが部屋の入口付近に立ち右手にマイクを持ち左手に持った緑のクリップファイルを見ながら話をしている写真

仁尾町公民館
 館長 浪越 士朗さん

「仁尾のええとこ探偵団」  藤田 一仁さんが部屋の入口付近で左手にクリップファイルを持ち、右手でマイクを持って話をしている写真

「仁尾のええとこ探偵団」
 藤田 一仁さん

全身黒の服装をした「讃岐源之丞保存会」  座長 三好 良夫さんが部屋の入口付近で左手にマイクをもち話をしている写真

「讃岐源之丞保存会」
 座長 三好 良夫さん

境内に置かれたテントで受付をしている女性の写真

ええとこ探偵団による受付と保存会の方によるPRテント

写真や文章が書かれた紙が貼られてあるボードの写真

仁尾の人形浄瑠璃の歴史、京都の上賀茂神社との関係など詳しくパネルに掲示してありました。

裃を着た西川 正明さんが座っており、その横で裃を着た女性が三味線を弾いている写真

太夫 西川 正明さん(三野町公民館長)
二幕、1時間以上の熱演でした。

背景が描かれた布の前で黒子の衣装を着た女性2人と裃を着ている女性が立っている写真

三味線 葛西 薫さん
 矢野 晃代さん
 お里が泣くシーンでは三味線と人形遣いの息がぴったりです。

2人の黒子の人が紫色の着物を着た人形を操っている写真
紫色の着物を着た女性の人形の後ろに2人の黒子の人と、グレーの着物を着た男性の人形の後ろに2人の黒子の人が人形を操っている写真
全身黒の服装をしている女性がマイクを持ち台の上に置かれたものを指さし話をしている写真
椅子に座り人形浄瑠璃を鑑賞している観客たちを後ろから写している写真
黒子の人が操っている男性の人形がセットの松の木の横に立っている写真
金色の冠を頭に乗せ白い衣装を着ている人形の写真

 壷坂寺の霊験によって開眼の喜びを得た夫婦の物語。盲目の沢市と美しい女房お里。

 人形浄瑠璃でハッピーエンドの話はめったにありませんが、この演目では二人は幸せになります。ラストの観音様が現れるシーンでは息を飲みました。

建物の外に置かれたテントから中を覗き込んでいる人たちの写真

神社の長床は人で溢れ、外のテントからも観覧していただきました。

黒子の人が支えている赤い着物を着て見送りをしている恵比寿様の人形に触れている女の子の写真

恵比寿様がお客様をお見送りしてくれます。

 讃岐源之丞保存会、仁尾のええとこ探偵団、神社の世話人、たくさんの方々のご協力により、里帰り公演は無事終了いたしました。幕間では、人形遣いの方による物語、情景の説明をはじめ、人形の構造や遣い方、それぞれの役割をわかりやすく解説してくれ、より深く公演を楽しめました。

「讃岐源之丞 里がえり公演」は定期公演です。三野町・仁尾町公民館では来年も公演を企画いたしますので、ぜひどうぞ!

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