三野町公民館「チャレンジサタデー~どきどきどっきり土器づくり~」

更新日:2020年09月09日

粘土を成形する女子児童
子どもたちが成形したいろいろな形をした土器

▲9月5日(土曜日)、三野町公民館による「チェレンジサタデー」が宗吉かわらの里展示館で行われました。チャレンジサタデーは三野町内3つの小学校から高学年を対象に募集している人気講座です。地域の様々な世代との交流や異学年での仲間づくりなどを大切にしており、今年度は20名の小学生が9月から4回にわたり活動に参加する予定です。

チャレンジサタデー最初の講座は「どきどきどっきり土器づくり」です。まずは、今日土器づくりを教えてもらう宮武先生から「土器とは何か」のお話がありました。「土器は1万年後まで残ります」という宮武先生のロマンあふれる言葉に、子どもたちはより真剣に土器づくりに取り込みました。

土器の作り方を実際に作りながら説明する先生
板の上で粘土をこねたりちぎったりする児童たち

▲1人ずつに粘土が配られ、作り方を学びながら土器づくりが始まりました。まずは卵ひとつぶんを取り分け、土器の底部分を丸く成形します。残った粘土はだいたい三等分したあと、それぞれを細長い帯状に伸ばします。こちらは側面となり、丸い底とつなぎ合わせ、壁のように積み重ねていきます。子どもたちは先生の話を聞きながら、ためらいなく粘土をちぎって形を作っていました。

指導してくれる地域の方と土器を作る児童
土器の表面をなでてきれいにする児童
土器の表面に竹串で模様を描く児童
スタンプを選ぶ児童たち
完成した土器たち
一年間活動に参加し指導してくれる地域の方々へお礼のあいさつ

▲器の形ができたら、イメージしたような土器を作るために自分たちでいろいろと試してみます。スタンプを押したり型でくりぬいたり、余った粘土で作った飾りを取り付けました。

フチに可愛い丸い耳があるシロクマ土器やミニはにわが4つも付いた土器、「マグカップみたい」と言っていた取っ手の付いた土器など、同じものは二つとない、楽しくておもしろい土器が完成しました。

今回の土器は倉庫で乾燥させたあと、11月のチャレンジサタデーで野焼きします。楽しみではありますが「この部品、とれないかな…」と心配している子もいました。上手く焼けるといいですね。

 

チャレンジサタデーでは、地元の有志の方々がお手伝いしてくださいます。土器づくりでも、アドバイスや手直しをしてくれたりと、常に子どもたちの様子をみていてくれました。

次回10月のチャレンジサタデーは「里山歩き」で爺神山に登ります。「子どもたちにヤマガラを見せたい」と、水場を設置するなど様々な心遣いをしてくださっているようです。子どもたちが元気な様子は町の大人たちの活力になりますね。
 

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