三野町公民館「地域再発見ウォーキング~志保山の風穴」


7月26日(金曜日)、三野町公民館による「地域再発見ウォーキング」が行われ、11名の参加者とともに志保山へ登り、風穴を見に行きました。香川県に2つある風穴のうちのひとつが、この志保山の風穴です。
地元仁尾町の真鍋 正和さんがガイドをしてくださいました。
志保山の風穴は、明治時代に養蚕農家の蚕種貯蔵庫として利用されていましたが、昭和の初め頃から使われなくなりました。真鍋さんは2014年に風穴を探しに山へ入り、崩れていた石を積みなおして復活させたそうです。
真鍋さんは現在も、登山道と風穴の管理をしてくださっています。



ラジオ体操で体をほぐし、いよいよ登山です。
山道には順路がわかる看板が所々に設置され、歩きやすく整備されていました。
志保山には『サンコウチョウ』と呼ばれる渡り鳥がやってきて、巣作りと子育てをしている最中です。
変った鳴き声をしており、『ツキ、ヒ、ホシ、ホイホイホイ』と聞こえるそうです。
滅多に出会える鳥ではないそうなので、みんなで鳴き声に注意して探しながら進むことにしました。


風穴に到着しました。間口4メートルほどの石垣で四方を囲まれており、階段で中に降りることができます。
組み上げた石の隙間に手をかざすと冷たい風が吹き出しているのがわかりました。その温度はなんと12度。山登りでかいた汗を気持ちよく冷やしてくれましたが、長くいると寒いくらいです。
参加者は天然のクーラーを充分に楽しみました。



真鍋さんのお話から興味をひかれ、急遽『志保山の展望台』と呼ばれている場所まで登ることにしました。風穴から少し下ったあと、脇道に入ります。
ここにも看板が設置されているので、とてもわかりやすかったです。
10分ほどのところに志保の山の展望台がありました。ここからは山桜の群生した場所が一望できます。春にはここから綺麗な白い山桜が一面に見えるそうです。「春に来る楽しみができた」とおっしゃる方もいました。
真鍋さんが風穴の歴史や、志保山の動植物のお話を絶え間なくしてくださったので、とても勉強になる楽しい山登りができました。
そして帰り道、なんとサンコウチョウの鳴き声を聴くことができました!!
「わー!絶対いいことあるわ!」「帰るの待っとってくれたんかな?」と参加者のみなさんは大喜びの様子でした。
志保山に登山をして、春は山桜、夏は風穴やサンコウチョウ、秋には紅葉を楽しんではいかがでしょうか?
「地域再発見ウォーキング」は春夏秋冬の年4回あります。10月中旬ごろ、秋の地域再発見ウォーキングが開催されます。
一緒に爺神山を歩き、アサギマダラを見つけましょう!
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更新日:2020年03月02日