三野町公民館「ボランティアガイド養成講座 歴史講座」

更新日:2020年03月02日

公民館内の部屋の前に立っている男女の説明を、各グループに分かれて座って資料を見ながら聞いている参加者達の写真
ホワイトボードの前で講師の先生が笑顔で資料片手に説明をしている写真

 11月15日(水曜日)、三野町公民館の「ボランティアガイド養成講座 歴史講座」が宗吉かわらの里展示館別棟で開催されました。考古学を専門に研究されている渡部 明夫さんを講師にお迎えし、毎月約10~15名の受講生が、宗吉瓦を主とした香川の歴史を学んでいます。
 今年度は、”香川の古代寺院と瓦”をテーマに、資料や現地研修で、宗吉瓦について知識を深めます。

軒瓦3つのデザインが掲載されている資料を大きく写した写真

 軒瓦資料(一部)
宗吉瓦が盛んに製造されていた時代のものと思われる軒瓦のデザイン。時代によって、絵柄が違うようです。この時代には、ハスの花の柄が主流だったようで、四国で最も古い寺院の1つ、豊中町の妙音時の瓦も宗吉で焼かれた事が分かっています。近畿地方や香川県中讃、東讃などでも発見されていて、広域で使われていたようです。

資料に真剣に文字を書く参加者4人の写真
講師の方の説明を聞いている参加者7名を横から撮影した写真
ホワイトボードの前で資料を見せながら説明をしている講師の先生の説明を、前に座っている白髪の女性2人が聞いている横顔の写真

 その他、県内の古墳と寺院の位置関係から、讃岐の古代の中心部がどの地域にあったかや、その寺院で見つかった瓦がいつの時代のものかなど推測し、真剣にメモを取る受講生。質問も次から次へと飛び交い、みなさんの熱心さが伝わります。

「瓦の柄や細工で、作られた時代が分かったり、歴史が一つに繋がっていくのが面白い。」と受講生。また渡部先生も、「宗吉は、考古学の宝庫。身近なところにたくさんの資料があり、受講生もとても熱心で、毎回の講座が楽しい。」とおっしゃっていました。
 宗吉瓦窯跡史跡公園で開催される史跡まつりなどイベントの際には、展示館の来館者のボランティアガイドとして参加されているようです。近くまでお越しの際には、ぜひ展示館まで足をのばして、宗吉の歴史に触れてみてはいかがでしょうか

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