財田町公民館「やさしい手話入門教室」

更新日:2022年05月18日

手話で説明する講師の近藤さん
手話通訳をする高谷さんと受講生たち

▲5月14日(土曜日)、財田町公民館による「やさしい手話入門教室」が開催されました。定期講座である本講座には19名の受講生が参加しており、講師には西讃ろうあ協会の近藤佳世さんと手話普及員の高谷ゆかりさんをお迎えしました。講座は講師による手話で進みますが、同時に手話通訳をしてくれます。

 冒頭で『手話は私たちにとって言語です』と近藤先生の手話がありました。

 手話にも抑揚や強弱があり、文法もあります。それを少しずつ学習し、だんだんと手話通訳なしでもコミュニケーションをとれるようにめざしていきます。

二人組で手話を使い自己紹介をする受講生
二人組で自己紹介をする受講生
自己紹介の様子を見守る講師たち

▲今回のテーマは「名前」です。名前に当てはまる手話の由来を知り、自分の名前を表現しました。

 名前を表す手話は、物の形、物の動き、漢字の形、歴史的な由来などから作られています。まずは簡単な単語の表現や、「指文字」と呼ばれる日本語の50音を指の形で表現する方法を教えてもらいました。すべての言葉を手話単語に置き換えることができるわけではないため、指文字は手話の補助として使う重要な表現方法です。一度には覚えきれないので次回までの宿題になりました。

 最後に受講生は2人組で自己紹介の練習をしました。『こんにちは。私の名前は○○です。よろしくお願いします。あなたは?』とさっそく習ったばかりの手話を駆使して会話をします。上手く相手に伝わると、嬉しいですね。先生にチェックしてもらい、ホッとしたようすの受講生たちでした。

 手話は顔を合わせて行う必要があります。目と目を合わせ、気持ちを伝えあうことが大事です。想いを手話で表すときは丁寧に。喜怒哀楽や、すまない・ありがたいといった気持ちを伝えたいときは声の代わりに手や体の動きを付けるそうです。手話を学ぶことは、ろう者の方たちへの理解を深め、障がいのある人・ない人が共生することができる社会をめざすことであり、また、私たちの日々のコミュニケーションを見直すことにも通じると感じました。

お問い合わせ

教育委員会事務局 生涯学習課
〒767-8585
香川県三豊市高瀬町下勝間2373番地1
電話番号 :0875-73-3135
ファックス:0875-73-3140

お問い合わせはこちらから