財田町公民館「薬草・薬膳を知る」

▲10月22日（金曜日）、財田町公民館「薬草・薬膳を知る」講座が財田町公民館で行われました。

この講座は、漢方に興味を持つ約30名の参加者を対象に10月から1月まで4回にわたり開催され、前半は地域おこし協力隊の高畠正彦さんを講師に招き、初回は「漢方よもやま話・その壱～ドクダミって漢方薬？～」と題して漢方についての講話をいただきました。

高畠さんは、東京の大手漢方メーカーでの経験を活かし、現在は地域おこし協力隊として、市内で興味を持つ皆様にミシマサイコをはじめとする薬用植物の栽培を推進しているそうです。豊富な知識や経験を駆使した今回の講座に参加し、漢方への誤解や偏見が解かれ、漢方に対する興味がわいてきました。

▲高畠さんの「笑いは身体に大事。笑いのある講座にします。」との言葉通り、講座は思ったことや返事をその場で返せるアットホームな雰囲気で進みました。また、漢方クイズでは、漢方に関する基礎知識を○×形式で学び、意外な事実に参加者が驚く場面もありました。

昨今、漢方はその良さを見直され、処方する医師の割合もかなり増えています。高畠さんは「漢方の信奉者になってほしいわけではなく、漢方に親しんでほしい。西洋医学と漢方の『いいとこどり』をし、自分に合った選択をしてほしい。」と話されました。

本講座の第3回・第4回では薬膳インストラクター・野菜ソムリエである角田眞理子さんによる、実践的なお話が聞けます。

身近な草木が生薬の原料や材料として用いられてきたことやその効能を知るとともに、薬膳に関する知識を学ぶことにより、健康な暮らしを参加者自らが考えられる機会となればと思います。