高瀬町公民館「高瀬大学～人権教育講演会～」

▲12月25日（金曜日）、三豊市人権教育研究協議会、三豊市人権課との共催で高瀬町公民館による高齢者大学「高瀬大学」が開催されました。講師に落語家の林家染太さんをお迎えし「笑う門には福来る～いじめられっ子のぼくが落語家になったわけ～」という演題で講演をしていただきました。

自身が中学生の時に受けたいじめの話、自殺を考えながらも「自分は絶対死なない」と決意したこと、いじめをどう乗り越えたのかを教えていただきました。染太さんは「あのとき死ななくて本当に良かった」と思う一方で、いじめを苦に自殺する子のニュースを見るたびに動悸が止まらなくなるほど、いまだに心は深く傷ついているそうです。そして、参加者に向けて、家族や地域の子どもたちの様子がおかしいと感じたら声をかけて欲しいと話され、私たち、ひとり一人がいじめから子どもたちを助けるためのスポークスマンになるよう染太さんと約束をしました。また、現在のコロナ禍を元気に生きていくための座右の銘にしてほしいと、いじめから立ち直ったときに聞いた言葉や人生の岐路で支えになった言葉を紹介してくれました。

▲後半は、林家染太さんの落語会でした。始まる前に、落語でのうどんをすする表現を参加者全員で練習をしました。目線の動かし方や音を出すための舌の形など、技の難しさを体験することで落語の楽しみ方が増えました。

今回の小噺は「デイサービスのとても面白いおばあちゃんの話」です。面白さはもちろんですが「なるほど」と思うようなおばあちゃんのセリフがありました。

始終、笑顔と笑い声が絶えない、すてきなクリスマスのプレゼントになりました。

どうも、ありがとうございました！