史跡・文化財 2

更新日:2020年03月02日

神宮寺(廃寺)梵鐘 江戸中期

神宮寺の梵鐘の写真

神田(じんで)の五仏(ごぶつ)にあった宗良親王ゆかりの神宮寺は、明治になって廃寺となりましたが、幸いにも梵鐘は鐘楼とともに檀家の相談により宮の下に移されました。江戸時代中期の鋳造で、銘文には国家が平和で繁盛するよう願いが刻まれています。

名部戸(なぶと)天満宮奉納算額 江戸末期

算額の資料の写真

日本の数学、いわゆる和算が盛んな頃、難問に会心の解答が得られると美しい算額を絵馬堂に奉納することが盛んでした。天保15年(1884)名部戸の天満宮に奉納された県下最古のこの算額の内容は、今でいう九九で、奉掲者は「差保山本立他」とあります。

伊勢神社奉納船絵馬 江戸末期

奉納船が描かれた絵馬の写真

県指定文化財

江戸時代末期、航海の安全を祈願したり、大願成就のお礼として、粟島伊勢神社には船絵馬が盛んに奉納されました。現在13面が残り、北海道・日本海方面と瀬戸内海を往復した北前船(きたまえぶね)や、堺の糸荷廻船(いとにかいせん)が忠実に描かれ、当時の様子がよく分かります。

伊勢神社奉納船絵馬 江戸末期

絵馬が展示されている絵馬堂の内部の写真

県指定文化財

船越八幡神社には、幕末から昭和初期にかけて製作された歌仙絵、歴史絵、船絵馬、芝居絵など76面が奉納、保存されています。これらの絵馬は船越八幡神社の境内にある絵馬堂に御輿(みこし)や古文書などとともに展示されています。

民俗資料館

民俗資料館の外観写真

県指定文化財

かつては塩業の町、漁業の町として栄えたこともあり、塩づくりの歴史や塩ができる過程、塩づくりに必要な道具および漁業に使う用具など、詫間町の人々を支えていた生活に関わる民俗資料を中心に展示しています。他にも農耕用具や家庭の生活用具などが展示されています。

アッケシ草

赤く色づいたアッケシ草の写真

海水が浸入する浅い水際に生育するアカザ科の植物で、多量の塩分を含んでいます。もとは北海道厚岸湾に自生していた植物ですが、江戸時代の末期、詫間から塩を運んだ北前船が持ち帰ったもので、詫間塩業の歴史を今に伝えています。秋になると鮮やかな朱色に紅葉します。

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