町指定文化財(3)

更新日:2020年03月02日

17.山王山古墳

玄室部分の石組みがあり山王山古墳と書かれた石碑が立てられている写真

平地が見下ろせる山王山頂上部にある。
この古墳は、円墳で長方形となすび形の石室が8メートル離れて西向きにならび、双墳の形式に作られ四国では珍しい古墳である。
天井石を失い、玄室部分の石組みだけが残っている。
新羅系渡来人の首長の古墳と考えられる。
7世紀頃の須恵器、金銀をはりつけた耳輪、青銅類、ガラス玉が出土した。

指定年月日 昭和45年11月3日

18.岩神さん

竹藪の中に巨大な石が祀ってあり岩神さんとかかれた案内看板がある写真

岩神社の右側に巨大な岩がある。
巨石信仰として古代から「山の神」と称して、豊作を祈願し農業神を祝いまつり社を造ったという。
884年頃、菅公国内巡行の折参詣したものと思われる。
この菅公の参詣を記念するため世の中の人々は「駒の石」とよんでいる。

中世になってこの岩神を山頂に分遷したのが天満宮である。

指定年月日 平成 元年10月3日

19.石層塔

軸部の正面には阿弥陀如来座像が掘られ何段もの石が積まれている石層塔の写真

九重の石塔(角礫凝灰岩)で、軸部の正面には阿弥陀如来座像を、裏面には梵字が彫られている。
財田川の水害受難者の供養のために鎌倉時代末に建てられたと伝えられる。
公民館内に安置している毘沙門天像は、箸蔵寺住職阿闍 利龍英が毘沙門庵を建てたときのものである。

指定年月日 昭和45年11月3日

20.千田堤

長く続く石畳の堤防と千田堤の案内看板がある写真

財田川の洪水が樋盥橋下流の湾曲部を突破して大野側の田畑を侵食するのを防ぐため、樋盥橋から下流、全長約600メートル、幅6メートル、高さ1.3メートルで砂岩や礫、砂で構築し、水勢を緩める機能をもつ堤防である。
築造者は、大野出身の千田数馬興義である。のちに京極家の家老になった。
現在のものは、ふれあい公園建設にともない作られた模造である。

指定年月日 昭和45年11月3日

21.平石

正方形に囲まれた石の中央に平石が祀ってある写真

古来、西光寺地区には巨大な岩盤(一枚岩)が地底にあると伝えられる。
これは、井戸を掘るとき、岩盤に突き当たって掘り進めないことや、地震のとき被害が少ないことなどで証明される。
平石はその岩盤の露頭部と考えられ、平石明神をまつって保存している。

指定年月日 昭和45年11月3日

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