町指定文化財(2)

更新日:2020年03月02日

12.大辻の鋳物製造法

黄色に燃える溶解金属を流し込む作業をしている職人さん達の写真

大辻には400年の伝統を持つ、なま型、焼型等の技法が残っている。いずれも型を砂や粘土の中に埋め、その空洞に溶解金属を流し込むものである。
なお古くから作業歌として「たたら節」がある。

指定年月日 昭和45年11月3日

13.高井城跡

高井城跡と書かれた石碑の写真

大字辻、字大辻1145番地の五音殿神社を含む付近一帯は、
戦国時代の昔、領主として治めていた高井下総守源信昌の居城といわれ、付近には土居、やぐらの前、植木がそと、かじ屋敷など、現在も城跡を思わせる地名が多い。
天正6年(1578)長宗我部軍と戦い、亀原の丘で戦死したと伝えられる。

指定年月日 昭和45年11月3日

14.スギヤマゾウの牙の化石

6つにわかれたスギヤマゾウの牙の化石の写真

大正15年(1926)財田中入樋の三豊層と呼ぶ地層で、水田開墾中に河内の豊田理平氏が発見したものである。
鑑定した杉山鶴吉氏の名をとって「スギヤマ象牙」と呼んでいる。
化石は約200万年前のもので、現在河内小学校校長室に保管されている。

指定年月日 昭和45年11月3日

15.一石六地蔵

ひとつの石に六体の地蔵が刻まれ前掛けなどが飾られている写真

讃岐国山本郷から阿波国白地へ越える唯一の峠道として、寛永年間以前から開かれた六地蔵峠にある。
この六地蔵は、一つの石に六体の地蔵が刻まれた特異なものである。
悪魔や悲しみをこの峠で「遮って」もらおうという信仰から、江戸時代に峠の頂上の「猿の額」に建てられていたのが、昭和45年、県道拡張工事の際現在地に移設された。

指定年月日 平成 元年10月3日

16.宗運寺古墳

花崗岩とかどの丸い砂岩を積み上げ底部から天井までの玄室の形が凸字形の横穴式古墳の写真

財田川左岸の低地を見下ろせる丘陵中腹にある。

石室全長6メートルあまり奥行2.9メートル、幅1.7メートル、高さ1.9メートルの玄室を持つ横穴式古墳で、花崗岩とかどの丸い砂岩を積み上げ底部から天井までの玄室の形が凸字形をしている。
昭和34年発掘当時土師器、銅環、須恵器、鉄片、小刀片等が玄室の床に散在していた。

指定年月日 昭和45年11月3日

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