伊舎那院-その他の文化財

更新日:2021年11月01日

入樋・高津神社(いるひ・たかつ)

祭神は大雀命(仁徳天皇)で、慶長4年(1599)の創立と伝えられている。元弘2年(1332)宗良親王が讃岐へ流されたおり、この地を訪れられた時の旧跡といわれる。また、入樋自治会の人によって保存されている「弥与苗・八千歳(やよな・やとせ)踊り」はこの神社前で奉納されている。

塔金剛神社(とうきんこう)

祭神は金山彦命で安永3年(1774)の創立と伝えられている。本殿は円形の石垣の上にあり、ブロック塀に囲まれている。付近には仁徳天皇がお訪ねになられたという「行在所(あんざいしょ)」や「下り屋敷」と呼ばれている所がある。

橘城址(たちばなじょうし)

城山とも呼ばれ、戦国時代、大平伊賀守国秀の居城であった。山頂には大平氏を祀る小社や今なお土塁が残されている。内紛によって国秀は伊舎那院で切腹し、橘城は落城した。

湯の神(ゆのかみ)

昔、ここに湯がわき出たのを神の霊験として祀り大切にしていた。ある時この社に旅人が一夜泊り、わき出る湯の中に汚物を投じたところ、湯は止まり、人々の祈願もむなしく一滴の湯も出なくなったと伝えられている。

世の中桜(よのなかざくら)

弘法大師の使っていた杖が大師の徳によって桜木となったといわれ、春霞のたつころ四方にのびた枝を飾る桜花の多寡が不思議にも地域の盛衰(五穀の豊凶)を表し、「世の中桜」と呼ばれる。また、この桜の奇瑞に感じ「瑞桜寺」と名付けた。昭和14年には天然記念物として県指定となったが、戦争とともに花が付かなくなり、解除された。

戸川ダム公園

渓道川の上流に昭和32年に竣工した「戸川ダム公園」がある。さぬき百選にも選ばれ、桜の花が満開となる頃、郷土の先人大久保じんのじょうをたたえる「じんのじょう祭り」が盛大に行われている。付近にはたからだの里関連施設、町指定無形民族文化財の雨乞い踊り「さいさい踊り」発祥の地である「渓道神社」、若鮎がこの滝で上流に進めなかったという「鮎返りの滝」などがある。

大膳神社(だいぜんじんじゃ)

祭神は豊宇気姫命。現在、正宗公民館に掲げられている「奉額俳諧歌」は、もともと庶民文化の栄えた江戸時代は文政11年(1828)にこの大膳神社に奉納されたものである。

砥石観音堂(といしかんのんどう)

大同3年(808)に弘法大師が本山寺を建立する時、万福寺とともに建てたといわれる。この観音堂の本尊は二尺余寸の石像で、背面は砥石のごとく孤形になり、「砥石観音」といわれている。善女龍王の伝説が残されている。

大久保 諶之丞顕彰碑(おおくぼじんのうじょうけんしょうひ)

四国新道の開拓者「大久保 諶之丞」の偉業をたたえ、40トンにも及ぶ巨石の上に、高さ4メートル、幅2メートル35センチメートル、厚さ55センチメートルの記念碑が立てられている。翁は四国新道の実現、讃岐鉄道の完成、瀬戸大橋、香川用水の構想を提言、産業の振興、無医村解消、北海道移民、多度津港の改修など郷土発展に力を尽くした。また、近くに財田の地名発祥を物語る「一石一字宝塔」がある。

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