高瀬のお茶

更新日:2020年03月02日

3名の女性の方が着物を着てお茶を摘んでいる写真

 三豊では高瀬町二ノ宮地区を中心にお茶が作られています。
 「やぶきた」を中心とした品種で構成されており、早生品種の「さえみどり」晩生品種の「おくみどり」等が近年改植により導入されています。
 山あいの中で育まれたお茶特有の香り、味をお楽しみください。

三豊のおもな品種

やぶきた

 現在もっとも普及率が高く、日本茶の代名詞的な存在となっています。甘みのある濃厚なしぶ味と優雅な香りが特徴。

さえみどり

 「やぶきた」より4日から1週間早い早生品種。上品な香りで、渋みが少なく旨みがあり、品質は「やぶきた」と比べてもひけをとりません。

おくみどり

 「やぶきた」より十日ほど遅い晩生品種。さわやかですっきりした香味です。

摘みとり時期

やぶきた・さえみどり・おくみどり
  • 一番茶:4月下旬~5月上旬
  • 二番茶:6月中旬~6月下旬
  • 三番茶:7月下旬
  • 四番茶:9月上旬~10月中旬

お茶の作られ方(高瀬茶業組合にて)

男性と女性の方で新芽を摘みとる作業を行っている写真

1 摘みとり

新芽を摘みとります。2人1組で機械ハサミを支えながら慎重に摘み取ります。

摘み取られたお茶の葉が大きなコンテナに沢山入っている写真

2 工場へ搬入

摘み取られたお茶の葉は工場に集められます。お茶の葉は摘み取られるとすぐに酸化酵素の働きで発酵が始まります。発酵が進まないよう冷風を当てながらコンテナで保管します。

 

鉄板で作られた茶葉を蒸す機械の写真

3 蒸す

高温の蒸気でお茶の葉を蒸して発酵を止めます。

かくはんする機会の写真

4 粗揉(そじゅう)

葉に熱風を当てながら、かくはんし、水分を飛ばします。

赤い錘のような機械が葉っぱをもみほぐしている写真

5 揉捻(じゅうねん)

葉を揉むことで、玉になったものを解きほぐすとともに、葉の内部と表面の水分を均一にします。

大きなローラーがついている機械の写真

6 中揉(ちゅうじゅう)

葉に熱風を当てながらさらに水分を飛ばし、葉によりをかけていきます。

お茶の葉を伸ばす機械の写真

7 精揉(せいじゅう)

葉をさらに細く伸ばしていきます。

葉を乾燥させる大きな機械の写真

8 乾燥

最後に十分に乾燥させます。

これで「荒茶」のできあがり。長期の貯蔵にも耐えられます。

その後、製品として仕上げられます。

煎茶のおいしいお召し上がりかた

男性がお茶を湯飲み茶わんに入れている写真

 まろやかな甘味とキリッとした苦味のバランスが絶妙でなんといってもさわやかな香りが最大の魅力。煎茶は湯加減によってさまざまな味わいが楽しめます。低めの温度(60~70℃)でいれれば甘味とうまみがより引き出され、まろやかな味わいになれます。渋みを強調させたい場合は、高めの温度(90℃)でサッと入れるのがコツです。
 また、ひとつの茶葉で3回程度お茶が飲めますが、1回目は甘み、2回目は渋み、3回目は苦みが楽しめます。
 お好みで楽しんでみてください。

お問い合わせ

農政部 農林水産課
〒767-8585
香川県三豊市高瀬町下勝間2373番地1
電話番号:0875-73-3040
​​​​​​​ファックス:0875-73-3047

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