3月15日 日本語リテラシー調査(識字調査)の結果報告会

更新日:2023年04月03日

日本語リテラシー調査(識字調査)の結果報告会

報告会の様子

3月15日、昨年12月21日に高瀬中学校夜間学級で実施した、公立夜間中学では日本初となる、日本語リテラシー調査(識字調査)の試行調査における報告会を開催しました。

この調査は、設問数が90問の1問1点、90点満点で構成され、日本語の読み書き能力を測るものです。1948年に日本の45都道府県(香川県と沖縄県以外)で行われて以来、約70年ぶりの全国実施をめざして、国立国語研究所で日本語教育を専門に研究を行う、野山 広(のやま ひろし)さんが中心となり、今の時代に対応した調査方法を開発しています。

高瀬中学校夜間学級で行われた試行調査には、生徒8人、教員および支援員7人の計15人が参加し、生徒の平均点は67.1点、教員および支援員の平均点は88.4点でした。報告会で野山さんは「生徒のうち6人が80点未満であり、生活する中で時には文字の読み書きなどで、困ることがあるだろうと予想することができます。できるだけ早く全国レベルの調査にして、データを基に授業改善などを行うことで、学び直しの場となれるよう貢献したい」と話しました。

令和5年度には、北海道札幌市の自主夜間中学やドイツにも対象を広げ、その結果や、日本に住む外国人の増加といった社会情勢も踏まえた上で、内容などを見直して全国調査へと広げていく予定です。

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