1月25日 満州引揚者から貴重な体験談を聞きました(財田小学校)

更新日:2023年01月27日

満州引揚者から貴重な体験談を聞きました(財田小学校)

満州引揚者出前授業(財田小学校)

▲左から【司会】三豊市国際交流協会 今川直(いまがわ ただし)副会長、

【講師】藤田芳廣(ふじた よしひろ)さん、小笠原弘子(おがさわら ひろこ)さん、横田伊都子(よこた いつこ)さん

1月25日、財田小学校の6年生30人を対象に、満州引揚者出前授業が行われました。

これは三豊市国際交流協会が、令和3年度から市内の小中学生を対象に行っており、小学生への出前授業は今回が初めてです。満州国とは、第二次世界大戦ごろに日本が現在の中国につくった国で、日本からも多数の移住者が住んでいた地域です。日本の敗戦後、満州国が崩壊したことで行き場を失い、日本へ帰国した日本人たちを「(満州)引揚者」といいます。

この日は、実際に満州からの引き揚げを体験した3人から、当時の生活や思い、これからの子どもたちに伝えたいことなどを話していただきました。満州での体験談の中で、3人ともに共通していたのは「人とのつながりの大切さ」です。それは、親戚や日本人に限らず、父の同僚や現地の中国人からの援助や気遣いのおかげで生きてこられたと話しました。

児童から、戦争を通して得たものは何かと聞かれると、「どれだけ貧しくても、家族みんなで過ごせるありがたみを知れたこと。人や物の大切さを感じたこと」と答えてくれました。

また、授業を終えた児童は「今後、戦争が起きないようにしたいし、もし戦争が起きて国同士が対立したとしても、人同士は優しくしてつながりを大切にしたいです」と話しました。

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