差別についての無関心・無知を減らすことが第一歩

更新日:2022年09月08日

差別についての無関心・無知を減らすことが第一歩

三豊市人権・同和問題講演会
上川多実先生

▲講師の上川 多実先生

8月23日、人権・同和問題講演会がマリンウェーブで開かれました。「部落」の情報発信サイトBURAKU HERITAGEを立ち上げた、上川 多実(かみかわ たみ)先生を講師に招き、日常の中の部落差別について、講師の実体験を交えながら来場者約350人に語り掛けました。

上川先生は東京の被差別部落で育った部落出身者として、日々生活する中で感じる部落問題を発信し、可視化することをライフワークに活動をしています。

講演の中で、上川先生は周囲の無関心や無知が辛かったと話します。「家庭内ではよく耳にしていた『部落』という言葉。周りはその言葉さえ知らない状況で、誰にも相談することができなかった。そんな中、家族が差別を受けたり、近所の会社で部落差別が起きたりして、将来に不安を感じていました。また、自分にとっては重く、ハードルになっていることも、何も知らない周りの人から見ると、大したことではないように扱われた」と当時の苦しさを話しました。

このように無関心や無知から起こるマイクロアグレッション(※)で傷ついてしまう人が多くいます。知らないからこそしてしまう差別、知らなくてもできてしまう差別があることを正しく知り、市民一人ひとりが心掛けることで、差別を減らし、無くすことができると訴えました。

※マイクロアグレッション…普段の何気ない会話や行動、日常生活の中に現れる偏見や差別のこと

 

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