三豊市立高瀬中学校夜間学級の開設式ならびに入学式を挙行

4月14日、高瀬中学校夜間学級の開設式ならびに入学式を挙行しました。公立の夜間中学設置は県内初。また公立夜間中学では全国初となる「不登校特例校」の指定を受け、今後、不登校の中学生も受け入れていきます。

開設した夜間学級の新入生は、市内外の10代から80代までの9人。外国籍の人もいます。さまざまな理由で義務教育を十分に受けられなかった人や学び直したい人、日本語の読み書きができるようになりたい人など、それぞれの思いや願いを胸に学校生活が始まります。

新入生の石尾彰さんは「中学生の時は病気がちで不登校だった。就職しても、学んでなかったのでみんなと一緒のことができなかった。恥ずかしかった。もう一度、勉強したい。そういう学校がないだろうかとずっと悩んでいた。でも夜間学級ができたので、今は本当にうれしい気持ちでいっぱい。いろんな勉強をしたい。何でも頭に入れたい。いろんな資格を取りたい。期待はいっぱいあります」と、心からあふれ出る思いを話してくれました。

山下市長は「どうしても社会のセーフティーネットからこぼれ落ちてしまう人がいます。よりどころとなる場所を作るためには、こういう所が必要ですし、誰一人として置き去りにしてはいけない。生徒さんが学びたいものを学べる場所。そういった意味では生徒さんが主役の場所にしていきたい。夢や希望の実現につながる学校づくりをしていきたい」と決意を述べました。

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