平和の願いが込められた人形を見学（仁尾こども園）

▲アメリカから贈られた青い目の人形ジュリー

▲熱心に紙芝居へ耳を傾ける

9月30日、仁尾こども園5歳児30組の親子遠足が行われ、仁尾町内を散策して地元の史跡や名所を訪れました。なかでも吉祥院では、およそ100年前にアメリカから贈られた貴重な人形「アナマ・ジュリー」を特別に見学させてもらいました。

ジュリーは、1927年に親善の証としてアメリカのギューリック博士から日本全国の幼稚園へ、計13,000体程贈られた人形のうちの1体です。しかし、ほとんどの人形が第2次世界大戦時に壊され、今では全国で19体、県内ではこのジュリーだけが残っています。普段は大切に保存されていますが、今回は子どもたちのため特別に公開されました。

子どもたちは、お父さんやお母さんと一緒に、まずは人形が吉祥院にある経緯や平和への願いを紙芝居で学んだ後、実物を熱心に見学し、「かわいい！」「にこにこ笑ってるねー」など声をあげていました。戦後、さらに3体の人形が贈られており、2体は仁尾こども園に、1体は仁尾小学校に寄贈されています。

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