地域の伝統文化を守るために（明治安田文化財団から山本長刀踊保存会へ助成金）

27日、公益財団法人明治安田クオリティオブライフ文化財団から山本長刀踊（なぎなたおどり）保存会へ助成金が贈られました。

同財団は、地域の伝統文化の保存維持、後継者育成などに対して助成を行っており、今年で31年目を迎えました。今年度の助成では、県内からは山本長刀踊保存会が助成対象として選ばれ、40万円が贈呈されました。

山本長刀踊は、明治初期から山本町の菅生神社に祭礼行事として伝わる踊りを、昭和40年代に現代風にアレンジされた伝統芸能です。白装束の踊り手が2人一組となって長刀を打ち合う踊りは、歌舞伎や能学の要素を含んでいます。

目録贈呈式に出席した山本長刀踊保存会の近藤敏晴会長は、「衣装や長刀が古くなってきていたが、新調することができる。大きな力を貸していただき、とても感謝している。今後の活動も力いっぱいやりたい」と述べました。

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