12月16日 災害時など車両の移動などに関する協定を締結

12月16日、市とエートス協同組合は、『災害時等における車両の移動等に関する協定』を締結しました。これは、災害発生時に、被災した車両の移動や一時保管などの支援を連携して行うことを目的としたもので、県内では初めての協定締結となります。

締結式で、エートス協同組合の加藤 善久（よしひさ）事務局長は、「当組合は、自動車の販売や修理、ロードサービスなど車業界の業者が集まり、ゼロ・エミッション※に貢献することを目的にできた全国的な組織です。これまでも、災害時には、浸水した車の引き上げや道路啓開※などを行ってきました。被害は準備によって減らせられると思うので、有事の際は協力して速やかな復興支援を進めていければと思います。市民の皆さまに安心感を持っていただきたい」と話されました。

山下市長は、「近年、災害は甚大化・頻発化しています。他人事ではなく、いざという時に迅速に支援活動を行うには、幹線道路などの安全確保は、備えるべき1番大切な部分だと思います。また、『車には鍵を置いたり付けたりしたままの避難を』といった呼びかけや啓発なども一緒に進められれば」と述べました。

※ゼロ・エミッションとは…産業活動などから出る廃棄物や温室効果ガスなどを、リサイクルや再利用によって、限りなくゼロに近づけ資源が循環する持続可能な社会をめざす考え方

※道路啓開とは…災害発生時に、道路上に散乱したがれきや土砂、放置車両などを除去し、救助・応急作業を行うための緊急通行車両などが通行できるようにルートを確保すること