11月5日 自分たちで考えて避難所を運営してみよう(仁尾中学校)

更新日:2025年11月13日

自分たちで考えて避難所を運営してみよう(仁尾中学校)

リアルHUGのため作戦会議中

▲リアルHUG(避難所運営ゲーム)で、まず何が必要か作戦会議をしました

▲地震発生を想定し、正門前まで避難訓練

▲避難者役の生徒を誘導係が待機場所に案内します

11月5日、仁尾中学校で全校生徒121人が防災意識を高めるためにシェイクアウト(※)避難訓練を行いました。

避難訓練で生徒たちは、まず地震発生の放送とともに机の下に入り、シェイクアウトを行いました。事前に避難後の集合場所や避難経路を知らない状態で、校舎の各所に通行不可のコーンが置かれ、被災した際に建物が壊れていることを想定して行われました。その後、避難の合図で、ヘルメットやファイルなどで頭を守りながら、正門前に避難しました。今年は、けが人の生徒を担架で運ぶ訓練も併せて行われ、けが人以外の集合時間は3分18秒、けが人含む全ての集合時間も6分以内と好成績でした。その後、1・2年生は津波を想定し、仁尾小学校まで徒歩で二次避難しました。

3年生は、リアルHUG(避難所運営ゲーム)を体験するため、避難所運営の準備を行いました。香川大学四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構 危機管理先端教育研究センターより高橋 真里(まり)さんを講師に招き、アドバイスをもらいながら生徒たち自身で何が必要かを考え、運営本部・受付・誘導・掲示などに分かれて、名札や地図を作成したり、簡易テントを組み立てたりしました。家族構成や年齢、国籍などさまざまな避難者役を1・2年生や先生たちが担い、その状況に合わせて誘導係が待機先まで案内し、運営の体験を行いました。

運営本部を担った3年生の吉田 博哉(ひろや)さんは「実際に運営してみると、指示が行き渡らず苦労した。全員が安心できる避難所にするにはどうしたらいいのかを考えて役割分担をすることを意識して取り組んだ」と、同じく原田 桃羽(ももは)さんは「昨年のHUGはカードに準備するものなどが書かれてあったけど、今回は1から自分たちで何が必要かを考えないといけなかったので難しかった。自分は避難所に行く側だと思っていたけど、今後は少しでも助ける側になれたらと思う」と話してくれました。

高橋さんからは「日中に町内に残っている人は、幼小中の子どもたちと高齢者が多い。この中で1番動ける人は中学生です。また、中学校は避難所になっているので、設備や動線に詳しいのも中学生。自分たちにできることで十分なので、もしもの時には助けられる人たちになってください」と呼び掛けました。

※シェイクアウトとは…一斉に参加者全員が、机の下に隠れるなどの身の安全を図る行動を取ること

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