11月8日 共助のために、できることを考えよう
共助のために、できることを考えよう

▲避難所運営ゲーム(HUG)で、災害時の自分にできることを考えました

▲各教室でシェイクアウトを実施

▲通行可能なところを探して避難します
11月8日、仁尾中学校で全校生徒127人が防災意識を高めるためにシェイクアウト(※)避難訓練を行いました。
今回の訓練は、生徒と教師には事前に避難後の集合場所や避難経路を知らされていない状態で、校舎の各所に通行不可のコーンが置かれ、実際に被災し、建物が壊れていることを想定して行われました。生徒たちは、地震発生の放送とともに、机の下に入り、シェイクアウトを行いました。その後、避難の合図で、ヘルメットやファイルなどで頭を守りながら、正門前に避難しました。正門前を選んだのは、液状化から逃れるための2次避難を想定したそうです。
避難訓練後には、香川大学四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構 危機管理先端教育研究センターより高橋 真里(まり)さんを講師に招き、HUG(ハグ)を体験しました。
HUGは、「避難所運営ゲーム」の頭文字を取ったもので、避難してきた人たちの心を温かく包み込めるように運営するという意味が込められています。カード1枚に避難者の条件が細かく書かれており、そのカード1枚を避難者1人として、学校の敷地内に配置したり、支援物資や報道などの対応をするイベントカードに苦戦したりなど、自分たちで考えて、避難所を運営しました。
高橋さんからは、「まずは、能登半島地震の際などに、被災地へ土のう袋を送ってくれて感謝しています。皆さんが書いた明るいメッセージは、現地の人たちにちゃんと届いていました。また、大人よりも皆さんの方が柔軟な考えをもっています。実際に被災した時には、皆で協力して、地域を助けられる人になってください」と呼び掛けました。
参加した生徒たちに感想を聞くと、「今回の避難訓練は、先生も避難経路を知らず、自分たちで考えることが大事だと気付いた」「静かに避難することも大事だが、安全な道を見つけた時は、声を出すことも必要だと感じた」「避難所運営をしていると、いろんな事情を抱えた人がいるけど、迅速な対応が求められるので、大人だけに頼らず自分たちにできることをしようと思った」などと話してくれました。
※シェイクアウトとは…一斉に参加者全員が、机の下に隠れるなどの身の安全を図る行動を取ること
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更新日:2024年11月15日