8月20日 「差別は無くならないのか」を問いかけて
「差別は無くならないのか」を問いかけて
8月20日、人権・同和問題講演会がマリンウェーブで開かれました。絆創膏(ばんそうこう)の会 大湾 昇(おおわん のぼる)さんから、「出会いと表現~あることをないことにしない~」と題し、同和問題について自らの経験談を元に、来場者約540人に向け講演されました。
大湾さんは、14歳のときに親の出身地が同和地区であることを告げられ、そのときは「周りにばれなかったらいい(隠せばいい)」と思っていましたが、18歳のある日、「最初に自分を差別したのは、14歳の自分である」ことに気が付いたそうです。それを転機に、大切な人には隠すことなく正直に話すようになり、その経験を伝えるべく、現在も年間50件を超える講演活動を全国各地で行っています。
講演会の中で、来場者に、自分の家系を何代もさかのぼったときに、同和地区の人が1人もいないと証明できる人はどれぐらいいるのだろうかと問いかけました。可能性が0ではないにも関わらず、ある一部だけを切り取って他人を傷付ける人がいる。同和地区に関する差別がいまだに残っているのは、同和地区の人がいるからではなく、「差別をしている人が残っているから」だと強く主張されました。
最後に、絆創膏の会の由来は心の支えだと紹介され、子どもたちが困ったときに安心して相談できる存在であってほしい、あなたも誰かの絆創膏になってほしいと呼びかけられました。
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更新日:2024年08月23日