山本地区就学前施設の整備について(事業概要)

再編整備する目的は？

 平成28年4月の山本小学校開校後、山本地区の辻幼稚園、河内幼稚園、大野幼稚園、神田幼稚園の4幼稚園（神田幼稚園は現在休園中）は小学校から離れてそれぞれ孤立した形で運営しており、山本保育所への3歳児～5歳児の入所児童が急増し、幼稚園児数の減少が続いています。山本保育所は、入所児童の増加に伴う待機児童の発生や、老朽化に伴う維持管理費の増加が問題となっています。

 そこで、山本小学校の近隣にある旧大野小学校及び大野幼稚園の敷地に、4幼稚園の統合幼稚園を新設するとともに、隣接して保育所を整備し、山本地区の就学前施設を集約することで、幅広い年齢層の子どもや保護者、地域住民が交流できるエリアとして整備します。

 また、同じ年齢の子どもが保育の必要性に関わらず、同じ場所で教育・保育を受けられる環境を整備するため、統合幼稚園は保育所機能を備えた「幼稚園型認定こども園」として整備し、保育所は0歳児～2歳児の低年齢児対象施設とします。

令和2年4月開園

定員

合計150人（3歳児50人、4歳児50人、5歳児50人）

保育室

合計7部屋（3歳児3部屋、4歳児2部屋、5歳児2部屋）

居室

• 保育室
• 遊戯室
• 職員室
• 保健室
• 会議室
• 給食搬入室
• トイレ等

面積

延床面積1629平方メートル

現大野幼稚園を増築・大規模改修し、令和3年4月までに現山本保育所を移転開所

定員

合計90人（0歳児15人、1歳児35人、2歳児40人）

保育室

合計6部屋（0歳児1部屋、1歳児3部屋、2歳児2部屋）

居室

• 保育室
• 遊戯室
• 職員室
• 会議室
• 調理場
• トイレ等

面積

延床面積1124平方メートル（既存部分607平方メートル、増築517平方メートル）

認定こども園とは？

 認定こども園には、以下の4つの類型があります。

1. 幼保連携型認定こども園：幼稚園と保育所が連携して一体的な運営を行う施設
2. 幼稚園型認定こども園：幼稚園に保育所機能を備えた施設
3. 保育所型認定こども園：保育所に幼稚園機能を備えた施設
4. 地方裁量型認定こども園：幼稚園機能と保育所機能を備えた施設

 ※山本地区の新設統合幼稚園は、「2.幼稚園型認定こども園」となります。

幼稚園型認定こども園（保育所機能を備えた幼稚園）とは？

 幼稚園において、市内公立保育所と同じ「保育」を提供する施設となります。
 幼稚園との違いは、以下の点があります。

1. 1号認定子ども（注釈1）だけでなく、2号認定子ども（注釈2）も利用できます。
2. 保育時間は、最長で7時30分～18時30分の11時間となります。（注釈3）
3. 2号認定子どもには、長期休業中（夏休み等）にも給食を提供します。（注釈4）

（注釈1）1号認定子ども…保育を必要としない3歳児～5歳児
（注釈2）2号認定子ども…保育を必要とする3歳児～5歳児
（注釈3）保育認定には、保育を必要とする事由等により、保育標準時間と保育短時間認定があります。
保育短時間認定の子どもの保育時間は、最長で8時30分～16時30分の8時間です。
それを超える部分は、延長保育料が必要となります。
1号認定子どもの利用時間（教育標準時間）は8時30分～14時00分です。
（注釈4）1号認定子どもは、幼稚園と同じく長期休業（お休み）となります。

 子ども・子育て支援新制度の開始に伴い、子どもが幼稚園・保育施設等を利用する場合には、保育の必要性や利用施設により、市から認定を受ける必要があります。

幼稚園型認定こども園の利用料（保育料）はどうなるの？

 認定こども園の保育料は、支給認定区分（1号認定または2号認定）により異なります。
 1号認定子どもの場合は幼稚園と同じ保育料、2号認定子どもの場合は保育所と同じ保育料となります。

 ただし、令和元年10月からの幼児教育・保育の無償化により、保育料は無償となります。（3歳児～5歳児）
 （※所得等の条件により、給食費の一部は無償化の対象外となっています。）