文字サイズ変更 標準フォントサイズ 大きいフォントサイズ 最大フォントサイズ
サイト内検索
検索
サイトの現在位置
トップ市長室より市長のちょっといい話市長のちょっといい話 No.170(H28.2.8)
 
2016年2月12日 更新
印刷用ページを開く
市長のちょっといい話 No.170(H28.2.8)
『 重点「道の駅」 』
市長のちょっといい話
 時は、明治22年(1889年)、新橋・神戸間にやっと東海道本線が全通したころ、

  「塩飽諸島を橋台として架橋連絡せしめば、常に風波の憂なく、
   南来北向東奔西走瞬時を費さず、それ国利民福これより大なるはなし」

 こんな壮大な提案をした男が、三豊市財田町にいました。
 
 大久保ェ之丞


大久保ェ之丞
(1849〜1891)
 当時は、まともに受け取る人はいなかったのではと思われます。しかし、それから約100年後、1988年4月、四国悲願の瀬戸大橋が開通しました。だれもが到底実現できるものではないと思っていた夢が、現実のものとなった瞬間でした。

 提案するだけではありません。ェ之丞は情熱的な実践家でした。
 彼の情熱は、四国四県を結ぶ街道・四国新道の開発にも発揮されました。財田から讃岐(阿讃)山脈を切り拓けば、徳島にも高知にも愛媛にもつながるという構想です。
 
 総延長約280kmにもおよび、現在の国道32号線と33号線の原型となるものですが、あまりにも壮大な計画だったうえに、まだ自動車が1台もない時代に10mを超える道幅を提案しました。当然、反対する声もずいぶん多かったようです。
 それを根気強く説得し、工事費が不足すると私費を投じて、事業を進めました。 
 四国新道は、1894年に4年の年月を経て、ついに全線開通します。しかし、ェ之丞はその開通を見ることなく、1891年に42歳の若さで亡くなります。
 ェ之丞が壮大な夢を抱き、強い信念のもと、実践したからこそ、現代の国道32号線があるのでしょう。

 その国道32号線、徳島からの香川側の玄関口、ここで琴平・善通寺へ東に向かう道と、三豊・観音寺へ北に向かう道に分かれる交通の要所に、「道の駅たからだの里さいた」があります。

 読者のみなさんも来られたことがあると思いますが、まだの方はぜひ来てみてください。
讃岐(阿讃)山脈を背景にする美しい風景の中にあります。


 年間約30万人のお客様が来られるこの「たからだの里さいた」は、なにしろ、地元で採れた新鮮な野菜や果物が安く手に入りますので、休日には高松や三好や四国中央市方面からもたくさんの人が来てくれて、「飛ぶように」という表現がピッタリなほど、あっという間に売れていきます。
 さらに、泉質が良いと評判の三豊三泉の一つ、「環の湯」もあります。宿泊も可能です。
 三豊市のおすすめする一大観光拠点です。 
 
採れたての野菜が並ぶ物産館
 なんと嬉しいことに、この度、この「たからだの里さいた」が国土交通省による重点「道の駅」に選ばれました。四国で2ヶ所だけです。
 これにより、施設やサービスのさらなる充実のために補助金が活用できるようになります。
 
電気自動車(EV)充電器

 まず、物産館前に電気自動車(EV)充電器が設置されました。また、3月末にはWi-Fi環境も整います。
 山里にありますが、近代設備はバッチリです。
 
 さらに外国人観光客に向けて、多言語案内板も設置されます。
 旅行会社と提携した外国人観光客向けのバスツアーでは、「たからだの里さいた」で買い物を楽しんでもらったあと、地元の酒造会社の酒蔵見学ができるプランも企画されています。
 国道32号線の整備も進んでいます。平成32年度の全線開通に向け、現在、猪ノ鼻道路の工事が着々と進んでいます。
 来年度にはいよいよ、全区間8.4kmのうち約半分を占める、延長4,187mの「新猪ノ鼻トンネル(仮称)」の工事が着手されることになりました。
 
 冬季の路面凍結や積雪など、悪天候の影響を受けやすい現在の猪ノ鼻道路ですが、開通すれば、その問題点が改善されますし、なにより曲がりくねった山道を回避できることは、スムーズで安全なドライブにつながります。今以上に高知・徳島方面から、三豊市へ足を運ぶ方が増えてくると思います。楽しみですね。
 
 
 せっかくですから、読者のみなさんに、そんな「たからだの里さいた」でのおすすめの過ごし方を一つ。
 まず、温泉に入って十分にくつろぐ。それから、物産館前で売っている手づくりアイスを食べると、これが最高!
 旬の果物や野菜を使った、やさしい甘さの手づくりアイスは、この時ここにしかない「たからだの里さいた」の人気メニューです。旬の、そして本物の素材を使っているアイスは、その季節にしか味わえません。今は、焼き芋や柿のアイスが出ています。
 冬のたからだの里のアイス、ぜひ味わってみてください。
おすすめの手づくりアイス
 
 およそ120年も前に、瀬戸大橋の構想を掲げ、四国新道(国道32号線)などを手がけた大久保ェ之丞。
 その夢は、今日、「鍬おどり」に託され、財田の人々によって踊り伝えられています。

 
  ♪開けや拓け 布多那人(ふたなびと)、
   阿波・土佐・讃岐・伊予かけて、
   面四つ並ぶ国々を貫き通る新街道…♪

 今年も4月2、3日には、たからだの里で、その「鍬おどり」が披露され、盛大にェ之丞まつりが開催されます。
 道の駅「たからだの里さいた」は国からの重点「道の駅」指定を受け、猪ノ鼻道路の整備も進み、ますます皆さまに愛される、三豊の、いや四国の一大観光拠点となると思います。
 郷土の偉人、大久保ェ之丞の先見性と実行力を受け継いで、より一層にぎわいのある道の駅「たからだの里さいた」を目指していきます。
 
 
現代に大久保ェ之丞の志を伝える鍬おどり
 
 道の駅「たからだの里さいた」は、笑顔でみなさんをお待ちしております!
本文終わり
ページのトップへ
総務部 秘書課
〒767-8585 香川県三豊市高瀬町下勝間2373番地1
Tel: 0875-73-3001  Fax: 0875-73-3030
E-Mail: こちらから